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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

集合住宅や大型施設の
消防設備を総合サポート

 

飲食業や物流業で仕事力を培い、防災業へ

 
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タージン 中田代表の業界経験は長いのですか?
 
中田 はい。10年位にわたり、あらゆる建物の消火設備の仕事に携わってきました。ただ、この業界に入る前に飲食や物流などいろいろな業種を経験しましたよ。
 
タージン 畑違いの業種にもいらっしゃったんですね。よろしければ、ぜひご経歴をお聞かせください。
 
中田 もともと料理に興味があり、中学卒業後は日本料理店で3年間働かせていただき、さらにその後、スーパーの鮮魚店で3年勤めた後、焼き鳥店に就職しました。そのお店の親方が実に厳しくて、「氷の音がしたコップは空だから常に目を配っておけ。お客さんに頼まれる前に、おかわりはどうですかと聞け」と接客をとても大事にする方だったんです。
 
タージン その厳しい親方に、人への気配り、つまり接客術を徹底的に教え込まれたのですか。
 
中田 ええ。おかげさまでお客様が何を求めているのかを把握する能力が身につきましたね。その後、物流業界に転職し、トラックでの配送や倉庫業務などを経験しました。倉庫業の会社では、責任のある仕事もたくさん任されたので、かなりハードでしたよ。その物流業界では20代半ばまでの4年間お世話になり、知人が防災の仕事を紹介してくれたので退職することにしました。「責任ある仕事を経験できたし、自分はどこで働いても大丈夫だ。仮に独立をしてもやっていけるはず」と自信を持てたので、よかったと思います。
 
タージン 積年の様々なご経験が自信の種になったわけですね。物流業界から離れて防災業の会社に入り、独立まではどのくらいの時間をかけたんですか?
 
中田 実はすぐに、1人親方として独立しました。それから2年間は、元請さんから依頼をいただき仕事を覚える日々でしたね。そうやって経験を積んだ後に会社を立ち上げることにして、中田防災を設立したんです。その頃から大型施設での仕事も始め、今に至ります。仕事量で言うと、2016年現在は大型施設だけでなく、集合住宅の案件も増えてきました。
 
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配慮の行き届いた対応がモットー。女性スタッフも活躍中!
タージン マンションの個人宅に訪れる場合って、特に気を遣いますよね。接客経験も豊富な中田代表は、スタッフさんにどんなことを注意していますか?
 
中田 ノックしただけで腹を立てたり、ノブへの接触を嫌がったりなさる住民の方もいるので、「インターホンを押したらドアは叩かず、お客様が出てこられるまで待ちなさい」と教えています。さらに、お客様との対面時は「その方をよく観察してから行動に出るように」とも伝えていますね。
 
タージン それはとても気配りのある対応だなぁ。素晴らしいと思います。