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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

住宅工事を取りまとめ
夢の家を叶える現場監督

 

クレームを未然に防ぐ対話力

 
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井原 ただハウスメーカーでは役職が上がるにつれて、お客様と直接顔を合わせての仕事が減り、唯一対面するのがクレーム対応の時だけという状況になっていきました。住まいに対して大きな夢を抱いていたお客様がクレームを言われるまでに失望されているのを見るのが本当に辛くて・・・。それで自分が全てを見られる範囲で仕事をしたいと、知人と2人で輸入住宅の工務店を立ち上げ独立しました。今年2015年に井原技建を設立して現場カントク本舗を開くまでの約14年、クレームはほとんどありませんでしたよ。
 
宮地 すごい。その秘訣をお聞かせください。
 
井原 先程もお話したようにお客様と信頼関係を結ぶことが一番大切です。それに加えて、現場で働く職人さんとのコミュニケーションも大事ですね。お客様のご要望に沿った工事ができるように職人さんを導くのも現場監督の仕事です。
 
宮地 間違った方向に工事が進まないように井原代表が舵を取っているから、自然とクレームも減るんだ。職人さんとお客さんとの架け橋の役目もされているんですね。
 
井原 それから、万が一クレームがあった際も、「悪いのは自分たち」と考えるようにしてきました。誰かのせいにするのは楽ですが、それでは最高のサービスは提供できませんからね。
 
宮地 まさにプロフェッショナルですね。尊敬しちゃうなぁ。
 
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理想と現実がすりあった家を実現
井原 プロといえば、宮地さんは防災士の資格を取得されたそうですね。きっかけは何だったんですか?
 
宮地 小学5年生の時に淡路島で阪神淡路大震災を経験したのに、東日本大震災の時にまた何もできなかった自分に気づいたんです。せめて自分の周りの大切な人たちには、災害時に必要な物を教えられる人間になりたいと思って取ったんですよ。
 
井原 自分の経験を活かして周りの人にお返しするとの考え方ですね。実は、私が現場カントク本舗をこの場所にオープンしたのも同じ理由なんですよ! まもなく60歳を迎えますが、60年間ずっと暮らしてきたこの地元に恩返しできればと思ったんです。
 
宮地 つまり現場カントク本舗さんは井原代表の知識と経験の集大成なんですね。
 
井原 その通りです! 今までのキャリアで培ってきたことを全て活かしてご対応しますので、住まいのことなら何でもお任せいただけますよ。