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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 福岡県出身。工業高校を卒業後、(株)東芝に入社し、神奈川県横浜市の技術開発部門に配属。プログラミングの仕事をしつつ、企業内学校 「東芝学園」 にて技術を学ぶ。5年間勤務の後に東芝を退社。複数の仕事を経てシステム開発会社に勤務した後、2007年10月に(株)アーバイを起業。現在、システムの受託開発業務を中心に、社会貢献にもつながる中小企業や店舗、団体のIT支援事業にも力を入れている。【ホームページ
 
 
 
IT化が進み、インターネットもすっかり普及してきている現代の日本。しかしその中でも、中小企業はまだまだIT化が遅れており、ホームページを持っていないという会社も多い。遅れの理由は、ITへの不信感やコストへの誤解が挙げられるという。そのイメージを払拭し、中小企業のIT化推進を支援しているのが株式会社アーバイだ。“人のためになる” システムを構築することで、広く社会貢献も目指している。
 
 
 

東芝に入社後、機械工学を猛勉強

 
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インタビュアー 城彰二(サッカー元日本代表)
 こちらのオフィスは横浜ですが、松本社長ご自身は、お聞きした話によると福岡出身ですよね。どんなきっかけでこちらに出てきたんですか?
 
松本 高校を卒業して東芝に就職したんですよ。横浜の研究所に配属されまして、そこでは原子力発電所に係わる研究をはじめ設計も担当していました。
 
 けっこう難しそうな仕事ですね。
 
松本 はい。最初は私自身もわけがわからなかったです(笑)。まあ、高校は機械科に通っていたので、Basicというプログラミング言語を少しかじってはいましたが・・・。
 
 何年在籍をされていましたか?
 
松本 5年です。その在籍中に企業内学校 「東芝学園」 にも1年間通いました。そこで初めて機械工学について猛勉強をしまして、主席で卒業することができました。実は、事業所のサッカーチームにも入っていたんですよ。
 
 主席ってすごいですね。それにサッカーチームにも所属してたなんて嬉しいな。サッカーはずっとされていたんでしょうか。
 
松本 高校時代までは本格的にやっていました。今は地域のサッカークラブで小学2年生以下の子供たちのコーチをやっています。もともとは次男坊の “お父さんコーチ” だったんですが、いつの間にかその子が所属するサッカークラブのコーチをしていました(笑)。
 
 社長の仕事をこなしながら、趣味のサッカーを通じて子供たちとも触れあう。良いバランスをとっていますね。そんな松本社長の 「仕事を楽しむコツ」 は?
 
松本 「誰かのせいにしないこと」。これに尽きます。自分でやらないで誰かのせいにするなら、自分でやればいいんです。誰かのせいにしたところで誰も幸せにならないですから、今の自分に妥協をせず常に挑戦するのが大事。そうすることで仕事もより楽しめると思いますよ。