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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール のだともたろう。京都府出身。立命館大学卒業後、飲食店に就職し入社後2年目にして店長へと就任。もともと数字に対する興味は持っていたが、税理士からのアドバイスが励みになったことで、自身が経営をするのではなく経営をサポートする側へと転身。地元密着の会計事務所と都内の最大手クラスの会計事務所で経験を積んだ後、2012年夏に会計事務所を開業。中小企業や個人事業主の税務サポートを中心に、高品質のサービスを提供している。【ホームページ
 
 
 
税理士などの士業に対するイメージは 「固い」 が一般的だろう。そのため、なんでもフランクに相談することができず、あまり良い印象を持っていない人もいる。そのような士業に対するイメージを一新するのが、野田会計事務所で代表を務める野田智大朗氏だ。「税理士もサービス業」 という認識から、お客様が気軽に相談できる 「笑いの起きる会計事務所」 を目標に、今後の規模拡大を目指している。
 
 
 

飲食店の店長から税理士の道を目指す

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 野田さんは関西のご出身なんですね。大学を卒業されてすぐに税理士を目指したんですか?
 
野田 いえ、最初は飲食業界に就職しました。人と接することが好きなので、もともと飲食店をやりたかったんですよ。そこで飲食店経営を学ぶために、フランチャイズチェーンに入り、大阪の店舗で1年働き、兵庫県西宮の店舗に異動してからは店長を任されました。
 
宮地 飲食店の管理職って、キツイですよね。店長さんだと、なおさらだったのでは・・・。
 
野田 キツかったです(笑)。その代わり、勉強にはなりました。20代前半では経験できないようなことをいろいろとやらせていただきましたから。
 
宮地 そこからどんなきっかけで税理士の道へ進んだんですか?
 
野田 子供の頃から数字が大好きだったんですが、特に税理士を目指すようになったのは、店の売り上げで苦しんでいた時に数字の読み方をアドバイスしてくれた方の助けがすごく役に立ったのがきっかけでした。そこで、自分が経営するのではなく、経営に対してサポートする立場になろうと、店長を1年務めあげてから、税理士を目指すためにお店を辞めたんです。
 
宮地 店長にまでなったのに転身するというのは、すごい決断でしたね。