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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 東京都出身。高校を卒業後、将来の道を模索しアルバイトとして4年間を過ごす。大学卒業を迎える友人に刺激を受け、大学の法学部へ進学する。卒業後は不動産会社に就職。宅地建物取引主任者の資格を取得し、3年間勤務した。仕事で関わった司法書士に憧れ、周りのサポートのもと2009年に資格を取得。司法書士として入った事務所の代表が引退するに伴い事務所を引き継ぎ、2012年に杉田司法書士事務所を開業した。
 
 
 
2012年1月に開業した、目黒区自由が丘の杉田司法書士事務所。代表の杉田高規氏は、不動産業界から司法書士を目指し、周りのサポートのもと、一発で試験に合格。司法書士事務所に入所後は先代から見込まれてわずか2年で後を託された実力者だ。民間企業を経験しているだけに、常にコミュニケーションを重視しお客様目線でいられるのが杉田代表の強み。地域に密着した司法書士として信頼を築くため、今日も努力を欠かさない。
 
 
 

先代から引き継いで
司法書士事務所を開業

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 杉田代表は、司法書士事務所を開いたばかりだとお聞きしました。
 
杉田 はい、2012年1月に開業しました。実を言うと、私の元上司、つまり先代の司法書士から引き継いだ事務所なんですよ。
 
矢部 わぁ、それは新規開業とはまた違ったプレッシャーがありますね! 今日はまず、杉田代表が司法書士を目指したきっかけから聞かせてください。
 
杉田 私は、高校卒業後、なかなか人生の目標を見つけられずに4年ほどアルバイトをしながら過ごしていました。友人たちが大学を卒業する頃になってようやく、「しっかり勉強しないとだめだ!」 と危機感を感じ、大学を受験して進学したんです。
 
矢部 社会に出るまで、ほんの少し遠回りだったのですね。大学では何を勉強なさったのでしょう。
 
杉田 もともと人に相談したり、されたりすることが多かったので、自分の力が活かせるかもしれないと考えて法学部へ。在学中はフリーター時代とは打って変わって、勉強ばかりしていましたね(笑)。 そういう気持ちが自然に湧いてきたんですよ。
 
矢部 きっと、遠回りが無駄ではなかったということですよ。その後、ご卒業後はどうなさったんですか。
 
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杉田 賃貸も販売も手がける、町の小さな不動産屋に就職しました。宅地建物取引主任者の資格を取って3年ほど勤める中で、仕事の性格上、司法書士の方と会う機会が多かったんですね。いつしか私も司法書士に憧れるようになり、2009年に司法書士の試験を受け、無事に合格! 2010年4月、先代が開いていた事務所に入りました。
 
矢部 司法書士の資格を取るのはとても難しいと聞きますが、一度で合格したんですか?
 
杉田 はい、当時勤務していた不動産会社の社長がとても理解のある方で、勤務時間を融通してくれ、様々な支援をしてくださったので。
 
矢部 それは、合格の喜びもひとしおでしたね! 今の杉田代表があるのは、不動産会社の社長さんや先代、たくさんの方々のおかげなのでしょう。