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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
今後つくりたい作品をお聞きすると「土偶」と即答した片桐さん。今年の抱負についても語ってもらった。
 
 

コラボ作品にも積極的に挑戦したい

 
「これをつくりたい!」と思って作品に取りかかることもあれば、「これをモチーフにつくってほしい」とご依頼をいただくこともあります。例えばこの“遮光器土偶”型のペットボトルホルダーも、もともとは「土偶で何かつくってほしい」とお声がけいただいたからなんです。
 
その方に、土偶がよく発掘されることで有名な青森県に連れて行ってもらいまして。いろいろと案内してもらい、多くの土偶を生で見ました。もう、感動ですよ! 僕は今、つくりたい土偶がたくさんあります。今年は縄文展が開催されるなど、僕にとってはとにかく“縄文year”。この流れに乗って、多くの土偶作品をつくりたいですね。
 
とは言え、最初は「土偶を個性的にできるのか」と不安にも思っていました。しかし、いざつくり始めると、模倣しているだけで楽しいんです。そこに、例えばペットボトルホルダーにするなどの独自性を加えられたことも楽しかった。こういった新しい楽しみを得られたので、今後もコラボのお話をいただければ積極的に挑戦したいと思います。
 
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<インタビュー・文 中野夢菜/写真 Nori/ヘアメイク 小林潤子/スタイリスト 立山功>
柄セットアップスタイル
ジャケット ¥69000、パンツ ¥39000/BANANATIME(OH! SHOWROOM tel 03-5774-1408)、
シャツ ¥30000、ベスト ¥37000/suzuki takayuki(suzuki takayuki tel 03-5774-0731)、
靴 ¥23000/Clarks(Clarks Japan tel 03-5411-3055)、
 
柄シャツスタイル
パンツ ¥33000/suzuki takayuki(suzuki takayuki tel 03-5774-0731)、
靴 ¥37000/ roundabout 
 
 
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片桐仁(かたぎり じん)
1973年生まれ 埼玉県出身
 
多摩美術大学卒業後、芸人活動を経て、1999年から粘土作品の雑誌連載を持つ。また、2001年にはテレビドラマ『金田一少年の事件簿SP 魔術列車殺人事件』で俳優デビュー。ドラマや映画、舞台を問わず精力的な活動を続けている。2016年からは粘土作品展「ギリ展」を開催。累計動員数4万5000人を突破し、現在も追加開催として全国を回っている。著書に『粘土道』(講談社)、『片桐仁粘土道大百科』(トゥインクル・コーポレーション)などがある。
 
 
 
(取材:2018年7月)