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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 
努力をする中で自身のアピールポイントに気付き、自信を持って大会に臨んだことで、日本代表に輝いた阿部さん。この先に控えている世界大会の舞台、そしてその先のヴィジョンについて聞くと、生き生きとした笑顔で話してくれた。
 
 

真に美しい女性を目指して

 
世界大会へ向けては、スピーチに備えて英語の習得を今一番重視しています。それから、今までは日本基準で細身のモデル体型を目指していましたが、今は私も世界基準のグラマラスな体をつくるために、トレーニングにほぼ毎日通っているんです。ヒップアップのために坂をダッシュするメニューもあって、大変ではあります。でも、自分自身とここまで向き合えることってもう二度とないんじゃないか、と思うくらい貴重な機会なので、しっかりとトレーニングに励むつもりです。
 
世界大会ともなると、やはり「私が一番!」と積極的に自分を出していくタイプの方が多いと聞きます。いっぽうで私自身は、日頃から進んで前に出るというよりは、後ろのほうにいるタイプ。けれど、しっかりと強い意志は持っていて、それをちゃんとアピールできる人間だとも思っています。なので周りの勢いに怖気づかずに、舞台上では日本大会以上に、優しさや愛情深さを表現したいですね。ミス・ユニバース2017に挑戦した多くの女性たちの思いを背負って、世界大会では必ず会場で一番輝けるよう頑張ります。
 
そして世界大会後は、日本大会前にファイナリストたちと訪れたカンボジアのHIVの施設にもう一度行って、HIVの正しい知識や目で見て肌で感じたことをしっかり発信したいと思っています。それから以前、使わなくなった文房具を集めてタイへ送る活動をしていたので、今度は直接自分の足で文房具を届けられたら嬉しいですね。そうした様々な活動を通して、特に途上国の女性たちの社会進出率を高められるよう、取り組んでいくつもりです。
 
私が思うに、美しい女性とは、人に尽くせる人のことだと思うんです。だからこそ、私自身慈愛の心をとても大切にしていますし、外見の美しさより、内面を磨いていきたい。これからも、そんな真に美しい女性を目指していきます。
 
 
 
(インタビュー・文 青柳裕子/写真 Nori/スタイリスト 陶山沙織/ヘアメイク 馬渡さやか)
 
 
阿部桃子(あべ ももこ)
1994年生まれ 千葉県出身
 
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幼少期より水泳やバレエ、ピアノ、英会話などを習う。聖心女子学院中等科・高等科を経て聖心女子大学文学部哲学科を卒業。学校ではボランティア活動に励む。より大きな発信力を持って社会貢献活動がしたいという思いから、ミス・ユニバース2017に応募し日本代表となった。現在は世界大会への準備としてトレーニングやレッスンに勤しむ傍ら、様々な媒体に出演している。プライベートではゴルフも嗜み、ベストスコア68という腕前を持つ。父は俳優兼リポーターの阿部祐二で、母はプロゴルファーの阿部まさ子。
 
 
ブログ
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インスタグラム
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ミス・ユニバース・ジャパン
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ミス・ユニバース・ジャパン 千葉大会
http://www.muj-chiba.com
 
 
(取材:2017年8月)