理想の自分を追求すれば
楽しみながら成長できる
8月6日~17日にかけて東京都のシアターサンモールで公演される予測不能なサスペンス風コメディ、『のるかそるか~SINK or SWIM!~』。同作品は、三宅裕司さん主宰の劇団 「スーパー・エキセントリック・シアター」 の役者、小倉久寛さんが2008年から続けている「小倉久寛ひとり立ち公演」の第5作目だ。芝居の最後に激しいダンスパフォーマンスが繰り広げられるこの舞台。今回は紅一点のヒロイン役でピンク・レディーの未唯mieさんが出演することも話題を呼んでいる。毎公演ごとに新しいチャレンジを試みてきた同舞台への出演を、未唯mieさんも楽しみにしているそうだ。そこで、今回の舞台にかける意気込みや未唯mieさんの仕事に対する考えなどを大いに語ってもらった。
自然体で演じられる舞台になりそう
小倉さんとは、2009年に萩本欽一さんの舞台、『あらん はらん しらん』で共演して以来、親しくさせていただいています。その舞台でお会いする以前から、「素朴な印象の可愛らしい人だなぁ」って思っていましたけど、実際お目にかかってみると想像以上に素敵な方でした。今回は思いがけずお相手役に選んでいただいたので、とても嬉しかったです。
私は自分の経験したことのない何かにチャレンジするのが大好き。いつも何かしら刺激を受けていたいんです。だからこの舞台で自分も、難しそうな激しいダンスをさせてもらえるのかなって想像したら、胸が高鳴りました。共演もする植木豪さんは演じ手の個性を引き出す振付をしてくれる方と聞いていたので、不安を感じるよりも稽古に入るのがものすごく楽しみでしたね。
今回は、これまでにないくらい無駄な気負いや緊張感なく稽古に入れました。私は初対面の人たちと新しい仕事を始める時には緊張することが多いタイプなので、これだけリラックスして稽古ができることに、新鮮な驚きがあります。きっと小倉さんの、周囲の空気を柔らかくしてくれる温かいキャラが現場を包んでいるおかげでしょうね。
普段の仕事だと、私はあえて自分自身に緊張感を持たせるため、テンションを高めて現場に臨むことが多いんです。でも、今回は小倉さんのパーソナリティもあって、せっかくリラックスできる現場なんだから、なるべく自然体で仕事をしてみようって思えました。