1988年、タイのプーケットに誕生した施設「アマンプリ」を筆頭に、世界中でリゾート・コレクションを展開するアマン。いずれもプライベート感を大切にしたミニマムな規模とホスピタリティに加え、ラグジュアリーな体験ができると、各国のセレブからも愛されています。
 
2014年には日本にも上陸し、「アマン東京」は、アマン初の都市型ホテルとして話題となりました。そして今年2016年3月、日本国内2軒目となるアマンの施設「アマネム」が、三重県・伊勢志摩国立公園内にオープン！　なんと、このアマネム、アマン初となる温泉を有するリゾートなのです。
 
アマネムの目の前には真珠の産地として知られる英虞湾が広がり、周囲には伊勢志摩国立公園の森、ユネスコ世界遺産でもある熊野古道と、風光明媚なロケーション。建物には、日本の伝統や文化を随所に取り入れました。
 
“アマン”はサンスクリッド語で「平和なる」、“合歓（ネム）”とは「歓び」――。悠久の歴史を紡いできた伊勢志摩の自然と調和するサンクチュアリー「アマネム」では、穏やかで心満たされる癒しの時間が流れます。

「アマネム」は、日本旅館の伝統を取り入れたスタイルが特長です。日本民家にインスパイアされた建物は、平屋建てに屋根瓦や杉板を使用。日本の伝統家屋に着想を得て、四季折々の庭園や自然環境を活かすシンプルさの中にモダンな解釈を加味し、現代的なデザインとなっています。
 
“モリ”“ソラ”“ナギ”と、風情ある名を冠した24室のスイートと4棟のヴィラ。小高い丘の中腹に建ち、どの部屋も天井まである大きな窓の向こうに、国立公園の絶景が広がっています。さらに、嬉しいことに全室プライベート温泉付き。
 
風呂といえば、日本が誇る文化の1つです。そのため、バスルームは、真の“日本式の風呂”を意識した設えに。玄武岩の一種である山西黒のタイルでシックにまとめられた温泉からは、美しいプライベートガーデンが楽しめ、気分はまるで露天風呂――。完全プライベートな空間で、柔らかな湯と、アマネムオリジナルバスアメニティの檜の香りに包まれれば、この上ない至福のひと時となるでしょう。

広く海に面する志摩。四季の変化にも富み、豊富な食材にも恵まれていたことから、古来より朝廷や神官に海産物や穀物などを献上する“御食つ国（みけつくに）”として知られてきました。「アマネム」では、そうした志摩の伝統を踏襲し、その日の厳選食材を提供しています。
 
英虞湾を望むダイニングは、アーチ型の格間天井が開放的で温かい雰囲気を演出。そんな中で味わえるのは、旬の野菜や果実をはじめ、三重が誇るブランド牛・松坂牛、地元で水揚げされた伊勢海老やアワビといった美味が饗宴する繊細な日本料理です。受け継がれる“御食つ国”の食遺産――ひと口ごとに、心と体が口福で満たされるに違いありません。
 
「アマネム」は、天然温泉水を利用した施設「サーマル・スプリング」の他、貸切温泉風呂、様々なトリートメントメニュー、フィットネス＆ヨガといったスパ＆ウェルネスが充実しています。トリートメントやリラクゼーション、エクササイズなど、全てを通してウェルネス促進にアプローチするのが、アマン・スパなのです。