濱中　お話をうかがっていると、私も潮風レタスを食べてみたくなってきましたよ！
 
森田　濱中さんにそう言っていただけると嬉しいですね。ゆくゆくは関西地方やほかの地域にお住いの方にも潮風レタスを味わっていただけるよう、販売エリアを広げていきたいと考えています。実は以前、お取引先のスーパーマーケットさんから、当農園のレタスを取り扱うことで店舗の売り上げが伸びたとおっしゃっていただけまして。その時は本当に嬉しかったですね。
 
濱中　スーパーマーケットの売り上げに大きく貢献したとはすごい！　そう言われると、ますます食べてみたいですね（笑）。今後、レタスや米以外の農作物の栽培は考えていらっしゃいますか？
 
森田　そうですね。まだまだ試行錯誤をしている段階ではあるものの、タマネギの栽培も進めています。こちらもお取引先さんから、味についてはおいしいと評価していただけました。ただ、今後どのように生産数を増やしていけるかが課題となっています。
 
濱中　ということは、これから事業の規模もさらに拡大していくのでしょうね。一昔前までは農業というと力仕事で大変なイメージが根強く、若者はあまりやりたがらない仕事という印象でした。そのうえ少子高齢化の影響で、農業に従事する人は減少傾向にあるともお聞きします。でも、その一方で、最近では農業を盛り上げる取り組みをしていたり、技術の発達も伴っていわゆるスマート農業を行っていたりなど、森田代表のような若手の活躍もよく目にするようになったと感じます。