濱中　森田代表はおいくつの頃から農業をなさっているのでしょう。
 
森田　大学を卒業後、20代で農業に携わりました。ですから、農業歴としては20年以上になりますね。
 
濱中　一般的に、農家さんはご高齢の方が多いというイメージが強いと思います。でも、森田代表は私と年齢も近く、40代というお若い生産者さんなので、とても親近感が湧きますね。こちらで生産する潮風レタスの旬はいつ頃なんですか？
 
森田　年間を通して生産しているものの、11月下旬から3月上旬頃までの冬場が最もおいしい季節ですね。この苓北町は海が近く、冬でも暖かな潮風が吹くので霜も降りにくいんです。気温もほとんど氷点下にならないため、レタスも成長しやすく病気にもなりにくいんですよ。
 
濱中　なるほど。レタスの生育に非常に適した環境が整っているわけですね。
 
森田　そうなんです。特に病気になりにくいのは大きな利点の一つですね。そのおかげもあって、当農園では農薬や除草剤などの使用を極力抑えた減農薬栽培を行っているんです。また、レタス自体が持つ生命力の強さを引き出せるように肥料にもこだわっており、土壌にミネラルやカルシウムを多めに加えることで成長を促す工夫もしています。
 
濱中　農薬の使用を減らすことができれば、環境や健康への影響も抑えられるでしょうし、我々のような消費者としても安心できますよ。しかも、豊かな自然の恵みに森田代表のこだわりが詰まっているとなると、その味も格別でしょうね！
 
森田　ありがたいことに、潮風レタスの味を評価してくださった大手スーパーマーケットさんや食品加工会社さんにご契約いただいていまして。主に東北地方で販売していただいているんですよ。