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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

イベント設営も手がける
オフィス施工のプロ集団

 

何事も“やってみる”チャレンジ精神

 
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クリス 宮野社長のこれまでの歩みを教えてください。
 
宮野 私はもともと運送会社に勤めており、そこで引っ越しや事務所移転など、オフィス設営のノウハウを学びました。さらに新規什器の組み立てや施工にも興味を持ったんです。その後、父が経営するハウスクリーニングの会社に転職し、そこで室内の清掃や業務用エアコンの設置・クリーニングなどの知識も身に着けました。
 
クリス これまでにご自身が経験されたお仕事や培ってきたノウハウが、すべて現在の業務にもいかされているわけですか。多種多様な業務を請け負えるのは、大きな強みですよね。例えば、引っ越しの際にはエアコンの設置は必須かと思います。もしエアコンの取り付けもできる運送会社さんがあったら、ワンストップで依頼できて、お客さんとしても嬉しいのではないでしょうか。
 
宮野 おっしゃる通りです。そこで、自分自身できそうなことはとにかく「何でもやってみよう」と思い立ちまして。個人事業主として独立し、壁や床の張り替えといった内装施工にも挑戦したところ、次第に軌道に乗り始めたんです。それが2020年頃でしたね。
 
クリス 2020年というと、ちょうど新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっていた真っただ中の時期ですよね。さまざまな業界でお仕事の依頼が減ってしまって大変だったとお聞きします。
 
宮野 ええ。内装業界でも、現場に行ける職人の人数が制限されるなどの影響を受け、一時的に仕事が減少してしまっていました。仲間の職人からも「仕事がない」という悩みをよく聞いていたんですよ。そんな中、たまたま仕事のご依頼をいただけまして。ただ、個人事業主として一人ですべての業務をこなすことに困難を感じていたので、職人仲間に手伝ってもらいながら仕事をするようになったんです。そのうちに一緒に働く仲間も増えていきまして。やがて、この仲間たちのためにも、もっと安定的に仕事ができる環境をつくらなければと思い、弊社を設立したんです。
 
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クリス コロナ禍の中で新たに会社の設立を決めるとは、宮野社長の勇気と決断力に驚きました! 困難な状況を乗り越えられるという確信があったわけですか?
 
宮野 そうですね。当時は「今が一番大変な時期なのだから、これ以上マイナスな状況にはならない。ここを乗り越えられれば今後どんなことにも耐えられる会社になるだろう」と信じていたんです。そして、仲間を従業員にすることで、彼らの生活を守るためにも、「自分がやる!」という使命感もありましたね。
 
クリス 何事も「やってみる」という姿勢でチャレンジしてきた宮野社長だからこそ、強いリーダーシップを発揮できるのではないかと思います。従業員のみなさんがついていきたくなるのも納得の頼もしさを感じますよ!