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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

羽曳野からSDGsを実践
飲食業界で飛躍する

 

「地元密着型SDGs」の実現を目指して

 
glay-s1top.jpg 「玄米ごはんや ことのは」で人気の酵素ジュース
「玄米ごはんや ことのは」で人気の酵素ジュース
タージン 1階にはお寿司屋さんとジェラート専門店、2階には玄米中心のランチ屋さん。3店舗の共通点は何でしょうか?
 
岸本 SDGsを実践していることですね。
 
タージン 興味深いお話だ、ぜひ詳しく教えてください!
 
岸本 飲食業というのは、どうしても廃棄食材を出さざるを得ない商売です。でも私たちが扱っているのは、地元・羽曳野の食材を中心に、長年経験を積んだ目利きのプロが選んだ安心・安全な食材。廃棄するには忍びない食材ばかりなんですよ。ですから私たちは、1階の寿司屋で魚に余剰が出れば、2階のお店でフライやカツにしてご提供します。
 
タージン なるほど、考えましたね。
 
岸本 ジェラートに挑戦したのも、できるだけフードロスの少ないものを、という思いが強かったからでした。もともと2階のことのはで、地場産の果物を甜菜糖とミネラル水で発酵させた酵素ジュースをお出ししていた背景もあり、これをジェラートにしたらどうだろう、と思いついたんです。
 
タージン 酵素と言えば、最近流行の「腸活」で注目されていますよね。
 
岸本 地元農家さんが丹精込めてつくった果物ですからね。酵素ジュースや酵素ジェラートにすることで、余すところなく使い切ろう、というわけです。
 
タージン すごい! まさに地域密着型SDGsを実践していらっしゃるんですね。
 
岸本 旬の果物を使いますから、1年を通してさまざまなフレーバーを楽しめるんですよ。
 
タージン それは楽しいですね。Instagramも拝見しましたよ。ジェラートはEC展開もされているんですね。北海道・沖縄を除いて送料無料です! 全国どこでも、ゆずりはさんの酵素ジェラートが楽しめるというわけですね。
 
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岸本 おかげさまで売り上げも順調に伸びています。実はジェラート事業ではOEMも行っているんですよ。
 
タージン ええ! ジェラートのOEMですか!
 
岸本 OEMの受注量は1000個から、なんてこともありますが、逆にうちにそんな注文が来たら困りますからね(笑)。1回の注文で100個など、小ロットでもお受けしていますよ。
 
タージン それはおもしろい取り組みだ。お歳暮やお中元、結婚式の引き出物にもできそうですね。