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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

被災地復興支援を事業化 ECサイトで持続可能に
REVIVE & SURVIVE 代表 コーガー大雅

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 REVIVE & SURVIVE(リバイブアンドサバイブ)さんでは、2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町など、国内の被災地で復興支援のボランティア活動を続けているほか、その延長で地方創生や防災意識の向上といったテーマにも取り組んでいるそうですね。
 
コーガー はい。復興支援が会社設立の発端でした。それから、活動をより持続可能なものにするために独自のECサイトを開設し、南三陸をはじめとした各地の名産品、地元以外ではあまり知られていない隠れた逸品のほか、各種の防災グッズも販売しています。
 
水野 ちゃんと収益を得て、息の長い活動にしていこうとお考えなのですね。復興支援を始めたきっかけを教えてください。
 
コーガー 中学生の頃、南三陸でのボランティア活動のためのクラブに参加したのが最初でした。東北であの震災があったときはまだ小学生で、東京にいても大きな揺れを感じたものの、それがどれほどの被害をもたらしたか、何もわかっていなかったんです。そして、中学生になり、「何かしないと」と思ったのがクラブに参加した動機でした。実際に宮城まで何回も足を運び、現地で被災した語り部の方らと接するうちに、自分の中ですごく視野が広がって、どんどんのめり込んでいきました。
 
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復興支援に関心を持つ若者たちとのコミュニティづくりにも注力
水野 起業を意識したのはいつ頃ですか?
 
コーガー 具体的に動きだしたのは大学に入ってからです。今、副代表を務めている光岡太陽と高校時代に出会ったことが大きかったですね。一つ年下の光岡は別の中学の出身ですけれど、彼は南三陸に通ってボランティアをしていたことがわかり、意気投合したんです。それから2人で南三陸クラブというボランティア団体を設立し、高校3年生のときには60人ぐらいメンバーがいましてね。私たちが基盤をつくったクラブは今も存続していて、私たちもアドバイザーとして関わっています。