B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

心と体に親身に寄り添う 頼れるまちの薬屋さん
ケイアイファーマ株式会社 /ケイアイ薬品石山店 代表取締役 磯﨑康宏

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 JR西日本、東海道本線の石山駅のほど近くにあるケイアイ薬品石山店さん。お店の前に駐車スペースもあり、近隣に契約駐車場も用意されており鉄道でも自家用車でもアクセスしやすい便利な立地にありますね。石山エリアに出店されたきっかけから教えていただけますか。
 
磯﨑 当店は初代が浜大津の菱屋町商店街に薬局を開店したのがはじまりです。私で4代目となります。初代から受け継がれてきた薬局はその後、父の代にお誘いを受けて、地域のシンボルでもあった西武大津店に入りました。ところがその西武が2020年、44年の歴史に幕を下ろすことになり、私たちも移転しなければならなくなったんです。その後、西武のあった膳所(ぜぜ)からJRで1駅ほど離れた、ここ石山に縁あって店を構えることになり、今年2024年で4年目を迎えました。<
 
狩野 近いエリアとはいえ、1駅離れると客層も変わるでしょう。大きな転機となりましたね。
 
glay-s1top.jpg
磯﨑 もちろん、西武にあった頃から来てくださる方もいらっしゃいます。ただ本当に心機一転、新しい気持ちでお店をつくろうと決心しました。ドラッグストアのようなお店とも、調剤薬局とも、オールドスタイルな漢方薬局とも異なる、私たちにしかできない薬局をつくろうと考えたんです。それがお客様とコミュニケーションを取りながら、健康や美容、さらには慢性疾患など重い症状のお悩みまで、個々に寄り添いながらアドバイスするスタイルの「まちの薬屋さん」です。同じスタンスで市内にもう1店舗、中国伝統医学を取り入れた漢方相談を行うケイアイ薬品健康相談所を構えていまして。こちらは妻が店長を務めています。
 
狩野 確かにどの町でも、薬局といえばドラッグストアばかりになりました。薬だけではなく、食品や生活雑貨も取り扱うドラッグストアは確かに便利です。ただ便利な一方、お店の人の顔が見えにくくなったイメージがありますね。気軽に悩みを打ち明けられるような雰囲気ではなくなったように感じられます。