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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

足育で成長をサポート 親子で楽しめる靴店
合同会社ゲットゴーイング 代表 船中俊宏

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 本日は滋賀県米原市柏原で合同会社ゲットゴーイングさんが運営する、フナナカ子ども靴店さんにお邪魔しています。船中代表は以前、大阪でGrant Stone(グラントストーン)という米国の紳士靴ブランドのネット販売をメインに手がけていたそうですね。
 
船中 はい。2023年に米原へ移住したことをきっかけに、古い建物を改修して店舗を構えました。それと同時に、新規事業として子ども靴を扱うフナナカ子ども靴店を同時にオープンしました。
 
狩野 子ども靴の専門店を運営しようと思われたのはなぜしょう?
 
船中 最近では「足育」という概念が広がってきており、幼少期に正しい靴を履いているかどうかが、足裏の発育や骨格形成、脳の発達にまで影響を及ぼすと言われています。ただ靴屋をやっている私でも、自分の子どもたちの足をチェックするのは難しいと感じていました。そこで、子ども靴の販売を通して子どもたちの足の発育をサポートして、地域の皆さまにも貢献できるのではないかと考えて、新しく子ども靴の販売に取り組み始めました。開店以来、周辺地域の方はもちろんですが、かなり遠方からもご来店いただいいております。
 
狩野 まさか子どもの靴が、骨格だけではなく脳の発育にまで影響があるなんて! 私にも5人子どもがいますが、子どもはすぐ成長して靴のサイズが変わるので、大きめのサイズを履かせたりお下がりを与えたりしていました。そういうケースもまだまだ多いと思いますが?
 
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フットルックで足を計測してもらう狩野さん
船中 足育に関してはまだまだ認知度は低いと感じています。でも幼児教育は昔に比べて盛んになってきていますよね? 学習塾や習い事に子どもを通わせることで学力や感性を養うのは、いわばコンピューターにおけるソフトウェアに当たる部分だと考えています。それに対して健康で丈夫な身体を育むことは、いわばハードウェアに当たります。その意味では、足育も幼児教育の一環だと思っていただくと分かりやすいと思います。
 
狩野 なるほど。おもしろい考えです。身体が成長し続ける子どものうちは、ソフト面だけではなくハード面をしっかり整えることが大切。そのためにも子どもの足に適した動きやすい靴を履いて、外で元気に走り回って身体をつくることが、結果として子ども自身の成長につながるということですね。