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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安心・安全にこだわった
特殊スポーツ床材の施工

 

災害時の避難場所の問題

 
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佐藤 近頃は震災や台風、集中豪雨や大雪などの猛威も増しています。その際は学校の体育館やスポーツ施設も地域の指定避難所として定められていることが多いのですが、木製の床では体温を奪われてしまい、避難所で体調を崩されてしまう方も多いそうです。
 
八重樫 とてもよくわかります。私は岩手県出身でして、東日本大震災のときに実家や親類が地元の体育館に避難したことを思い出しました。3月だったので、寒さとの戦いもあって大変だったとか・・・。東北の3月は雪もまだ降りますし、特に東北などの雪国は、関東とは比にならない冬の寒さですからね。
 
佐藤 エンリオ社のフロア材は、一般的なフローリングよりも隙間風を遮って暖かさを保つため、避難時の寒さを緩和してくれます。また、水への耐性から水拭きができるので、除菌・抗菌コート剤や洗剤も使えて、寒さの緩和だけでなく衛生的にも優れています。災害時にも地域の方々の安・心安全や健康のお役に立てると考えています。
 
八重樫 命や健康に関わるメリットがたくさんあるんですね。体育館の木材フローリングは水拭きに適さないと、あらためて知りましたよ。
 
佐藤 木材の場合は乾拭きしかしないほうが良いですね。水を使うと、切れ目から傷みが進みやすいのです。
 
八重樫 なるほど、板が浮いたり割れたりして、ささくれができてしまうのですね。
 
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佐藤 おっしゃる通りです。しかも一般的な木床では、老朽化による軽傷事故から重傷事故まで、いろいろなトラブルが発生しやすいのです。一方エンリオ社のシートでは、これまで軽傷・重傷事故の報告が一切ないんですよ。
 
八重樫 それもすごいなぁ。安心・安全を第一に考える佐藤社長に、相応しい製品だと思いました。今後に向けては、どのような展開を考えておられますか。
 
佐藤 屋内外のスポーツ施設では、いまだに旧来の施工方法や材料が多く採用されているのが現状です。そこで今後は、弊社が手がけるウレタン切削やフロアシートのサービスをもっと広めていきたいです。一人でも多くの方にエンリオスポーツフロア材などを知っていただき、最低限でも各都道府県1ヶ所の設置を目指していきます。
 
八重樫 グローバルレベルで採用されていて数々の実績もあるフロア材だから、きっと浸透すると思います。ただそもそも、佐藤社長のような運動施設の床のプロがいること自体、あまり知られていません。床工事は建設会社がすべて担っていると思い込んでいるなど、入り口の部分さえ知らずにいる人は多いでしょう。かくいう私自身、床には詳しいつもりでしたが、今回お話をうかがって目から鱗の連続でした。床は、アスリートにとって非常に重要です。日本のスポーツ界を盛り上げるためにも、今後のご活躍に期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
何事にも全力で取り組むことです。そうすれば、絶対に仕事がおもしろくなりますよ。
(佐藤智朗)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 グランワークス株式会社
■ 本社 〒241-0021 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰本町2-30-1
■ 事業内容 スポーツフロアシートの販売/陸上競技場・人工芝グラウンドの施工管理/施工プランニングおよびコンサル
■ 設立 2023年11月
■ 主な取引先 日本体育施設株式会社/ミズノ株式会社/日勝スポーツ工業株式会社
■ ホームページ https://global-field.net/
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。