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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

若い力で農業改革に挑む イチゴの生産・販売会社
株式会社UEDA 代表取締役 上田智之

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
プロフィール 奈良県出身。大学卒業後、銀行に就職する。その後、実家の農地を両親より受け継いだ。農地の活用法について奈良県の農業支援などを行う窓口に相談した際にイチゴの生産を勧められ、2018年より農業を開始。2023年に事業を法人化し、(株)UEDAを設立した。イチゴの生産・販売を手がけるとともに、直営店の運営やオリジナル商品の開発なども視野に入れ事業に取り組んでいる。
 
 
 
奈良県田原本町でイチゴの生産を手がける株式会社UEDA(ウエダ)。代表取締役である上田智之氏は、元銀行員という肩書を持つ。農業はまったく未経験だったものの、両親から受け継いだ農地でイチゴの生産に真摯に取り組みながら、次第に会社を成長させてきた。ゆくゆくは自社ブランドを確立するとともに、若い世代にも農業の魅力を伝えていきたい――意欲を燃やす上田社長のイチゴづくりや事業に懸ける思いに触れた。
 
 
 

元銀行員が手がけるイチゴの生産事業

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 奈良県田原本町でイチゴの生産や販売を行う株式会社UEDAさん。お聞きしたところで上田社長は以前、銀行員として勤務なさっていたそうですね。
 
上田 そうなんです。私はこの田原本町の出身で、大学卒業後、銀行に就職しました。その後、私自身は農業はまったく未経験だったものの、両親から実家の農地を受け継ぐことになったんです。そこで、農地の活用法を農業経営のサポートや就農支援などを行う奈良県の担当窓口に相談したところ、担当者の方からイチゴの栽培を勧められまして。それをきっかけに2018年に農業をスタートし、2023年に法人化して弊社を設立しました。
 
狩野 まったくの未経験だった農業を行おうと思われたのは、すごいチャレンジ精神ですね! 上田社長がおいくつの頃だったんですか?
 
上田 31歳の頃でしたね。それから今年2024年で7年目になります。当初は妻と二人で、農業や経営を学びながら経験を積んできました。おかげさまで、現在では従業員も増えたこともあり、弊社では「誠実であること」や仕事に「誇りを持つこと」などの条項をまとめた“クレド”、つまり企業の指針となる信条を大事にしながら事業を行っています。