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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子ども主体で楽しめる
運動オンリーの児童発達支援

 
 
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宮地 具体的にはどんなプログラムがあるんですか。
 
鈴木 「プログラムとしてやりたい」という思いはあるものの、難しいですよね・・・。まずは安全面を第一に配慮して、基本は子どもたちのやりたいように遊ばせることを大事にしていますね。例えば跳び箱で滑り台をつくる場合でも、子どもそれぞれによって全然違う高さになります。この間、跳び箱と平均台と鉄棒を絶妙に組み合わせた遊具をつくって遊んでいる子がいました。大人だったら考えつかないですよ(笑)。なので、プログラムよりもその子の個性や楽しさを優先しています。自ら考えた遊びで「自分の身体をこう使ったらこうなる」ということを理解してもらうことが大切だと考えています。そのうえで、開脚跳びや前転などの学校体育につながる器械体操につながればなぁというのが最終的な願いです。
 
宮地 制限のない遊びは子どもの発想を豊かにしてくれるでしょうね。最近の公園は安全性に配慮した遊具が増え、子どもたちが土に触れる機会も減っていますし、子どもたちが制限なく思いっきり遊べる場所があってもいいのかなと以前から思っていました。
 
鈴木 おっしゃる通りです。加えて私たちは「ダメ」を言わないよう心がけています。「ルールを守ろう」と言って決まりを守らせるよりも、自分たちで楽しみながら考えさせたい。「なぜダメなのか」を自ら理解できていれば、おのずとルールは守るようになるはずです。子どもたちが自分で判断できる場、新たな経験の場を用意してあげるのが私たち「えすぴー」の役割だと思っています。
 
宮地 子どもの自主性を大切にするとなると、保護者の皆さんとのコミュニケーションも大事でしょうね。
 
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鈴木 はい。保護者の皆さんには活動終了直後の表情を見て感じてもらいたいという思いから、送迎をお願いしています。「今日はえすぴーでこんなことをしたよ」という親子の会話の糸口にもなれば、嬉しいです。私たちも送迎の際に保護者の皆さんのお顔を見ながらお話しし、みなさんの視点や考えを学びながらつながりを深めていくことを大切にしています。私たちは保護者の皆さん、そして地域の皆さんの力、人のつながりに支えられている部分も大きいと思っているんです。ですから、私自身、子育てサロンに勉強に行くこともありますし、地域のイベントのお知らせも施設に掲示しています。そういった地域のコミュニティに関わり、微力ながら貢献できる存在になることが今後の目標でもあります。
 
宮地 素敵です! 地域の子どもたちがのびのびと楽しく過ごせる場、そして鈴木社長の思いがもっともっと広がっていくことを応援しています。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
これまでの経験から仕事が趣味になったことが、楽しむ近道になったと思います。まだまだ始めたばかりですが、当施設を始めてそれが一番なんじゃないかなと思うようになりました。
(鈴木琢也)
 

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