B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

最先端の海外塗料も使い
理想の空間を形にする

 

七転び八起きの精神で会社を運営

 
glay-s1top.jpg
鶴久 法人を設立されて、10年。現在、仕事のこだわりや会社運営で大切にしているのは、どのような点ですか?
 
上原 技術があって丁寧に仕事をするのは当たり前。私が重要視しているのは、もっと人間的な部分です。単純ながら、人に対する思いやりや優しさでしょうか。そういった人間性は仕事面にも表れると考えています。
 
鶴久 単に塗装の出来映えだけではなく、その担い手の人間力を大切にされていると。エムズさんがお客さんから支持されている理由が、腑に落ちた気がします。上原社長の現場での雰囲気も気になるなぁ。
 
上原 厳粛に臨んでいますよ(笑)。お客様からお受けした大切なお仕事ですので、おごりなく真摯に向き合っています。ただ根底には、「楽しみながら」という気持ちもありますね。
 
鶴久 仕事の質には厳しく、されど楽しく。ポジティブな姿勢が感じられ、頼もしいです。そんな上原社長が、仕事の喜びを感じるのはどんなときでしょう?
 
上原 スーパーマーケットなどの案件では、店舗内装の後、オープンまでの過程をスタッフと共に見届けます。自分たちが手がけた空間に商品が並び、お客様が来店される光景を見ると、至福の喜びを感じますね。そういった場面こそ、施工の真の完成形ではないでしょうか。そこに立ち会えたときの充実感が、働く楽しさにつながっています。
 
鶴久 自分でつくったものが、他者の手に委ねられる。その瞬間は、感慨深いですよね。音楽業界で言えば、自らつくった曲を誰かが歌ってくれるたび、鳥肌が立つような感動を覚えます。孤独と戦いながら苦労に苦労を重ね、やっと仕上がった作品ですから(笑)。
 
glay-s1top.jpg
上原 鶴久さんのおっしゃること、深く共感します。法人化以前、会社を立て直そうとした頃は、本当に大変でした。でも、仕事や会社運営の難しさを痛感したからこそ、苦汁をなめたからこそ、今の成功を掴めたと感じています。だから私は、七転び八起きの精神を肝に銘じているのです。「辛い経験が7回あったら楽しいことが8回起こる」。そう信じる胆力さえあれば、どんな困難も乗り切れる気がします。
 
鶴久 失敗したとき、悔しければ悔しいほど本気で向き合った証拠ですから、次にも活かせるのだと思います!