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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

最先端の海外塗料も使い
理想の空間を形にする

 

失敗をバネに会社を飛躍させる

 
glay-s1top.jpg 鶴久さんも興味津々の珍しいサンプルの展示
鶴久さんも興味津々の多彩なサンプルの展示
上原 23歳での独立後は、スタッフを増やし過ぎて利益にならず、会社が傾いて大変でしたね。見直しを図ってからは、独立時から一緒に頑張ってきた専務や、タッグを組んでいる設計士とあらためて手を取り合い、現体制に落ち着きました。
 
鶴久 人とのつながりを大事にし、失敗を乗り越えてこられたと。その後、海外塗料を扱うことになった経緯も興味があります。
 
上原 自分と同じバイク好きとしてSNSをフォローしていた方が、富山県の左官職人さんだったんですよ。その方のお仕事に興味が湧いてDMを送ったところ、早々にお返事をいただき、左官修業をさせていただきました。その師匠が塗料会社を紹介してくださったご縁から、多様な海外製塗料と出合う日々に。好奇心が刺激され、のめり込んでいったんです。
 
鶴久 趣味を通じて職人さんに打診し弟子入りするとは、すごい行動力! 楽しいことに没頭する感覚は、音楽の世界にいる私にもわかります。それにしても塗料には、たくさんの種類があるものなんですね。
 
上原 イギリスやアメリカ、ドイツ、イタリアなどの塗料をここまで取り扱っているのは宇都宮で弊社くらいでは、と自負しています。海外製品には、「赤ちゃんの隣で塗っても大丈夫」と言われるほど安心・安全な塗料もあるんですよ。
 
鶴久 「臭いがきつい」は、もはや過去のイメージなのか。色調だけでなく人体や環境への配慮も含め、塗料は進化し続けているということでしょうか。
 
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上原 その通りです。例えば断熱壁の施工では、「夏は涼しく冬は暖かい」という木造建築の特徴を超える効果が期待できる塗料を使用しています。汚れにくいので塗り替えコストを減らせ、光熱費も抑えられるので自然環境にもよくおすすめですね。
 
鶴久 そういった塗料のバリエーションに応じ、空間デザインの選択肢も増えていることでしょう。顧客にとって嬉しい限りだと思います。
 
上原 お客様に、色選びの際には見本をご覧いただきながら、色の名前にあるエピソードをご紹介していまして。そうやって色の楽しさを共有しています。
 
鶴久 お話をうかがっているだけでワクワクしてきますね! 自分好みの色を妥協せず検討できる楽しさは、エムズさんの大きな強みですね。