B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

25年以上の経験を持つ
エレベーター工事のプロ

 

スタッフを守る思いやりと安全意識

 
矢部 さまざまな経験を重ねてこられた水谷代表が、お仕事の中で大切になさっていることは何ですか?
 
glay-s1top.jpg
水谷 とにかく安全に作業することです。弊社では基本的に二人一組で施工にあたります。万が一エレベーターに挟まれるような事故が起きた際に、一人では対処できません。中には作業スペースの問題や人件費削減などを理由に作業員一人で行う同業他社もありますが、弊社では安全対策を徹底しています。例えば、私自身が現場にいなくても、現場のスタッフと連絡を取り合い、現場ごとに始業・終業連絡を入れるようにしていまして。連絡がつかなければ、最悪でもその日中に異変に気付いて駆けつけられますからね。
 
矢部 確かに、スタッフの方が怪我をしてしまっては大変ですものね。
 
水谷 はい。事故が起きてしまえば、大切なスタッフの人生が脅かされ、会社も社会的な信用を失いかねません。それに、私自身が現場で働いている頃、放っておかれるのが嫌だったんです。現場のスタッフが上司から気にかけてもらえているかどうかも、作業時の集中力や心持ちに影響が出ることもあると思っています。
 
glay-s1top.jpg
矢部 現場経験が豊富な水谷代表ならではの当事者目線が活きていますね。水谷代表のスタッフさんを思う気持ちが伝わってきます。ちなみに、どのような人材に来てほしいとお考えですか?
 
水谷 どんな方でも必ず上達できる仕事なので、幅広い方々にチャレンジしてもらいたいです。女性の方も大歓迎ですよ。知識や技術がなくても、作業の段取りを一つひとつ覚えていけば活躍できます。作業道具も年々進化していて扱いやすい部品なども開発されているので、私がこの仕事を始めた頃とは比較にならないくらい便利になっているんですよ。
 
矢部 そうなんですか! では、指導にあたって重視していることは何でしょう。
 
水谷 新人教育で重きを置くのは、やはり安全面ですね。重いものを扱う際の注意点をはじめ、エレベーターに挟まれるといった危険な場面を教えるなど、ケーススタディや現場での経験がないとわからないことを地道に教えています。状況をよく判断し、危険予測ができるようになれば、安全性はもちろん、施工の品質の向上にもつながっていくはずです。