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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

喘息で悩む人を支える
続けやすい治療を提案

 

喘息治療を継続してもらうために

 
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濱中 城谷院長は喘息治療に注力されているそうですね。
 
城谷 ええ、そうです。呼吸器内科では気管支喘息やCOPDなどを診ています。大学病院時代から専門的に研究し続けている、私の得意分野なのです。長年の研究成果を活かし、質の高い喘息治療を提供しています。
 
濱中 喘息の患者さんには、どのような人が多いのでしょう?
 
城谷 若い方が発症することが多いですね。問題は、継続して治療を受ける方が少ないことで、咳や発作を抑える吸入薬などを使う中で、症状が少し改善すると治療をやめてしまうケースが多いのですよ。専門医として、そこを変えたいと考えています。
 
濱中 患者さんが病院に来なくなる、ということでしょうか?
 
城谷 はい。お仕事やご家庭の事情で忙しく、通院する時間が取れない方が多いのです。ゆえに当院は、通いやすい環境づくりに努めています。お仕事帰りや休みの日にご来院いただけるよう診療時間を設定し、混みそうな時間帯にはスタッフも増員しています。また、オンライン診療や、待ち時間が発生しない予約制診療も導入しました。
 
濱中 すごく柔軟な診療体制ですね! 皆さん、自分の予定に合わせて通院できそうです。ここまで患者さん目線に立ってくれるお医者さんは、そうそういない気がします。
 
城谷 ありがとうございます。勉強会や講演会に参加し、熱心に治療法を学ぶ医師はたくさんいます。ただし、治療の持続性も合わせてフォローしてこそ、治療効果は向上するはずです。そのためには、患者様のご負担を軽減しなければなりません。診療時間や費用面など、医師が解決すべき課題はまだまだ多いと感じています。
 
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濱中 総合的な観点から、誰もが適切な治療を受けられる医療体制を志しておられるのですね。素晴らしいです。
 
城谷 そのために、医院の経営者としてマーケティングを学ぼうと立命館大学大学院経営管理研究科にも通い、仕事の合間を縫って勉強し、努力の甲斐あって首席で修了できました。そして私の妻も、漢方などの東洋医学も取り入れた統合医療を行う「Sana Salon(サナサロン)」を当院の隣で運営し、西洋医学だけでは解決が難しい不調や病気にアプローチしています。
 
濱中 お二人の並々ならぬ努力に頭が下がります! 効果の高い治療を多方面から追求し続けていらっしゃる、頼もしいクリニックであるとあらためて思いました。