クリス　Be Contactさんがサービスを提供するまでには、どのような経緯があったんでしょうか。
 
神蔵　弊社はちょうど世間がコロナ禍の真っただ中であった時期に設立しました。当時、緊急事態宣言に伴う外出自粛要請の影響によって、市や県をまたぐ移動が制限されるなどして人の流れが大きく変わりましたよね。人によっては、普段のかかりつけ医とは別の病院で診療を受けざるを得ないケースもあったと思います。そんな中で弊社のサービスと、新規の患者さんを受け入れたい医療機関とのニーズが合致したんですよ。
 
クリス　なるほど。当時は感染者の増加によって病床数が不足しているとの報道もあった一方で、地域によっては患者さんの数が減少して経営に影響が出てしまう病院なども多かったんですね。そもそも神蔵社長がMEO対策のノウハウをどのようにして得たのか、とても気になります！
 
神蔵　実は、MEOは独学で勉強したんです。設立当初はクライアント様からの依頼を受け、別の業者にMEO対策を発注するといった、代理店業務を行っていました。ところが、発注した業者から提出されたレポートは、曖昧かつ不透明な部分が多いうえ、データとしても不十分なものだったんですよ。その結果に愕然とした私は、それならば自分自身でMEO対策を行おうと考えました。というのも私は以前、大手広告代理店である株式会社電通デジタルに勤務していまして。当時はマーケティングのための資料やレポートの作成が重要な業務で、内容も30～40ページほどの分量は当たり前だったんです。