阿部　木村代表がお仕事に取り組む中で、一番大事にしているものはなんでしょうか？
 
木村　人との信頼関係を一番大切にしています。仏教では「徳を積む」という考え方がありますよね。誰かのためになることをして徳を積むと、それが回り回って別の形になって自分自身に返ってくる。私はこの考え方をベースにこれまでずっと生きてきました。仕事を気持ちよくスムーズにこなすためにも、お客様や従業員など、かかわる相手に対して真心を持って接することで信頼関係を築くことが重要だと思うんです。
 
阿部　それは素晴らしいですね。木村代表の誠実なお人柄が伝わってきますよ。
 
木村　ありがとうございます。それと、何事も自分自身が楽しむことも大切だと考えていまして。経営者という職業は、判断や決断をするのが仕事であり、従業員をはじめ周囲の人々の人生を背負う責任があります。さまざまな人が働く会社のカラーを決めるのは、会社の顔となる人間、つまり経営者ですからね。私自身が自らの感性を信じ、自身も楽しく働けるように明るくカラッとした雰囲気の会社にしたいですし、従業員たちにも元気に楽しく働いてほしいんです。お客様も従業員も、それぞれの立場である以前に一人の人間ですから、人間同士が互いに誠実に接することが、仕事をするうえでとても大切なことだと考えています。常に新しい何かを探してご提供できるように挑戦し続けたい、という意味でウィナーよりも、サバイバーでありたいです。
 
阿部　今日のお話をうかがって、木村代表のお仕事に対する熱い思いがよくわかりました。今後の夢や目標についてもお聞かせください。