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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

飼い主目線で輸入・販売
愛犬用アパレルショップ

 

ハイセンスな海外ペットアパレル事情

 
glay-s1top.jpg 大人気商品のハーネス
大人気商品のハーネス
阿部 木村代表が衝撃を受けたという海外のオシャレなドッグウェアとはどのようなものなのか、すごく気になります。日本のペットアパレルと比べてどんな違いがあるんでしょうか?
 
木村 とにかくオシャレでスタイリッシュなデザインが多いのが、大きな違いですね。正直なところ、日本の商品はスタイリッシュなイメージを持つものがとても少ないと感じます。また、縫製についても、友人にいただいた海外製は人間の子ども服のように非常にしっかりしていました。それから、韓国に行く機会も何度かあったので、友人たちから韓国のドッグウェアブランドについて教えてもらいまして。気になるブランドがあれば自らアポイントを取り、実際に足を運んだんです。訪れた店舗は、ペットショップなのにまるで人のセレクトショップのようにオシャレだったことに衝撃を受けました。
 
阿部 韓国は近年のファッションにおいても最先端を行っていますものね。
 
木村 そうですね。韓国ではファッション業界出身の方が立ち上げたペットアパレルブランドが多く、人の洋服をデザインする中で培われたセンスやアイデアが生かされているのではないかと思います。中には、日本では不良品とみなされてしまうようなタグの付け方が非常に斬新で、魅力的に感じる商品もあったんです。それらを見ているうちに、私自身がペットウェアに対して抱いていた「こうでなければいけない」という固定観念が、「こんなに自由でいいんだ!」と、どんどん変わっていきましたね。ほかにも、カナダのブランドには、色や形をカスタマイズできるハーネスもありまして。お客様の「自分の洋服のコーディネートとワンちゃんのコーディネートを合わせたい」というニーズに応える姿勢が素晴らしいなと感じました。
 
阿部 ワンちゃんにお洋服を着せたいと思う飼い主さんは、ご自身もファッションが大好きという方も多いと思います。海外ではそういった方の需要に応える商品が豊富なんですね。
 
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木村 弊社のお客様もファッションがお好きな方が多いんですよ。もともとオンライン事業から始めて、「実店舗はないのか?」という問い合わせが多かったこともあり、都内目白にて2018年12月に実店舗M-CLOSETをオープンしました。弊社で取り扱う商品は、私自身が良いと思ったものだけを輸入していまして。それもどこにでもあるような大量生産品ではなく、デザイン性やクオリティの高いものだけを厳選しているんですよ。日本の検品で引っかかる商品はタグ付け方から指摘し、変更してもらいました。取り引きしているブランドさんには、日本で販売するための細かい注意事項を伝えています。そのため、弊社の商品は国内の他のショップではなかなか見かけない商品ばかりだと好評をいただいていました。その後、コロナ禍の影響もあってオンラインでの販売をメインに切り替えたものの、おかげさまで現在でも全国のお客様からご注文をいただいています。