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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

充実した練習設備を誇る
全国でも屈指の体操教室

 

実践的かつ本格的な設備を持った練習施設

 
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水野 30年以上もの長きにわたって体操を指導なさっているとは驚きです! まさに大ベテランですね。それにしても、どうしてこのような本格的な練習を行える施設をつくろうと思われたのでしょう?
 
山田 それは、世界大会の大舞台で活躍する体操選手になりたいという子どもたちの夢を叶えたかったからですね。というのも、小さな子ども向けの一般的な体操教室では、身体の使い方や動かし方を教えたり、体幹を鍛えたりといった基礎的な練習やトレーニングを行っているところがほとんどです。そのため、体操競技を練習したくてもできないという子どもたちも少なくないんですよ。
 
水野 確かに、本格的な競技としての体操を指導している教室は珍しいですよね。
 
山田 ええ。特に当施設のような実践的な体操教室は、埼玉県内で数少ないと思います。そもそも、同様の体操教室は全国的にも多くないんです。例えば、床を使った競技なら当然そのための広いスペースが必要になります。また、トランポリンや吊り輪といった、ある程度の高さが必要な競技を練習するためには、施設の天井が高くなければなりませんからね。
 
水野 その点でいえば、こちらの施設は広いスペースはもちろん、公式基準の本格的な設備も用意されているわけですから、貴重な存在だと思いますよ。
 
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天井が高く本格的な体操競技を行うことが可能
山田 ありがとうございます。先ほども言ったように、以前は公共施設をレンタルして指導していました。その際、マットや体操器具などは使うたびに倉庫から出し入れするなどの準備にも手間がかかっていたんです。それに公共施設ですから、毎日同じ時間に借りられるとは限りません。特に土日は別のスポーツの大会が開催されるなどして使えない日も多かったんです。しかも、公共の体育館ですと暖房もあまり充実していませんから、特に冬場は寒くて身体も動きにくくなります。そんな時に無理をして練習すると大きなケガにつながりませんからね。そこで安全に練習できるよう、もう何十年も毎回2時間かけて丁寧に準備していました。
 
水野 えっ!? 毎回2時間もかけてですか!? しかも、数十年間ずっととは驚きましたよ。そこまで子どもたちのために親身になって指導を続けてこられたとは、本当に頭が下がります。それほど大変な思いをされたからこそ、この施設が完成した時の感動はひとしおだったのではないですか?
 
山田 はい。専用の施設が完成した時には、子どもたちもみんな目を輝かせていました。親御さんたちも驚きとともに心から喜んでくださいまして。その時の皆さんの顔は忘れられません。この施設をつくることができて良かったと思いますね。