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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

充実した練習設備を誇る 全国でも屈指の体操教室
ベスク体操クラブ 代表 山田恭史

 
プロフィール 埼玉県出身。20歳の頃に体操教室である、ベスク体操クラブを立ち上げる。以来30年以上にわたって、多くの子どもたちに体操競技を指導してきた。その後、公式競技に用いられるものと同等の器具や設備と広い練習スペースを持つ施設をオープン。それまで以上に本格的かつ実践的な練習を行い、世界レベルで活躍できる選手の排出を目指すとともに、子どもたちの人間的な成長も重視した指導を行っている。【ホームページ
 
 
 
埼玉県さいたま市にある体操教室・ベスク体操クラブ。代表を務める山田恭史氏は、30年以上もの長きにわたって子どもたちに体操競技の指導を行ってきたベテラン指導者だ。以前は、広い練習場所や充実した設備がなかなか用意できず苦労したと語る山田代表。その中でついに長年の夢を叶え、充実した設備を持つ専用の練習場をつくりあげたのだという。そんな山田代表に、体操指導者としての熱い思いを聞いた。
 
 
 

30年以上もの経験を持つ体操競技の指導者

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 埼玉県さいたま市で子どもたちに体操を教えているベスク体操クラブさんにお邪魔しています。こちらにあるのは、国際体操連盟公式競技認定品のユーロトランポリンですよね。
 
山田 さすがは水野さん、よくご存じですね! 当施設にある鉄棒や平均台などの設備は、すべて公式競技で用いられるものと同じ規格なんですよ。例えばこの床競技用のマットも、日本代表として活躍した元体操選手の内村航平さんが使っていたものと同等品を採用しているんです。
 
水野 それはすごいですね! 私も体操選手の友人がいるので、もともと体操の設備についての知識があったんです。それに、過去にスポーツ番組の企画として行われたマッスルミュージカルに出演した際にも、国際的に活躍する選手から話をうかがう機会があり、練習環境について興味を持ちまして。この施設のように、公式競技と同等の実践的な環境で練習できるのは、生徒さんも嬉しいでしょうね。これほど設備にこだわっておられるとなると、山田代表のご経験も豊富なのでは?
 
山田 私は1990年から体操の指導を始め、今年2024年で34年目になります。実はこの施設をつくったのは最近でして。それまでは市営の体育館を借りるなどして、教室を開いていました。