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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

業界60年の確かな技術で さまざまな金属や樹脂を加工
株式会社富士精器 代表取締役 中田利彦

 
プロフィール 埼玉県出身。高校を卒業後、金属加工業の会社に入社。約8年間の勤務の中で機械部品の加工や製造に関する知識と技術を得る。その後、独立して(株)富士精器を設立。さまざまな金属素材を使用した製品の製造に長年携わり、数多くの実績を積んだ。現在も精密機械部品の加工や新しい製品の企画・製造など、自ら製造現場の第一線で精力的な活動を続けている。【ホームページ
 
 
 
埼玉県狭山市で精密機械部品の加工と製造を行う、株式会社富士精器。代表取締役である中田利彦氏は、金属加工の仕事に60年以上も携わってきた大ベテランの技術者だ。その長年の経験と確かなノウハウによってつくられる製品は非常に品質が高く、多くの顧客から信頼されている。「仕事の効率だけでなく、人間性も大事にしたものづくりをしたい」と話す中田社長の仕事に対する思いについて詳しく聞いた。
 
 
 

技術者として60年以上も製造業に携わる

 
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インタビュアー 宍戸開(俳優)
宍戸 埼玉県狭山市で精密機械部品の加工や製造を行う株式会社富士精器さん。私もものづくりの業界には以前から興味があったので、本日はお話をうかがえることを楽しみにしてきました。実は私の祖父も昔は鉄工所を営んでいて、私の父で俳優である宍戸錠の漢字に金偏がつくのも、祖父が金属加工の仕事に携わっていたからなんですよ。
 
中田 おお、それは奇遇ですね。「エースのジョー」の愛称で親しまれる宍戸錠さんは私も大ファンで、出演されている映画もたくさん見てきました。よく存じ上げていたつもりだったのですが、そのようなエピソードがあったとは驚きました!
 
宍戸 そう言っていただけると、父も喜ぶと思います。お聞きしたところ、中田社長は製品をつくるエンジニアとして、製造業に長年携わってこられたとか。
 
中田 はい。私は18歳の頃から製造業に携わっておりまして。かれこれ60年以上もエンジニアとして仕事をしていますね。
 
宍戸 60年以上ものキャリアを積んでこられたとはすごい! それこそ、父の俳優歴と同じくらいの期間になりますね。中田社長のこれまでのご経験と事業の内容について、ますます興味がわいてきましたよ。