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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新車の輝きを取り戻す
コーティングのプロ集団

 

未曽有のピンチを販路拡大のチャンスに

 
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施工しやすく車も映えるアーチ状の照明設備
宮地 カーディティーリングというと、具体的にはどのようなお仕事なんでしょうか。
 
上田 ディティールというのは直訳すると“細部”という意味で、わかりやすく言えば、車の細部にまでこだわり、研磨やコーティングによって、一つひとつの車を美しく磨き上げる仕事でしょうか。現在もメインに取り組んでいるのはBtoB事業で、中古車販売店やディーラーに展示されている車、販売予定の車などをコーティングしたり、メンテナンスしたりといったさまざまな仕事をさせていただいております。
 
宮地 こちらにある車も、ピカピカに磨き上げられていますもんね! 車に対する深い愛情が伝わってきます。上田社長は、ずっと車関係のお仕事をされてきたんですか?
 
上田 自動車業界一筋で、もう10年になります。20歳の頃には、「いつか独立して社長になりたい」という夢を持つようになりました。だから初めは、自分一人でやりたいことをやろうという気持ちで動いていたんです。でも、大きな仕事をするには仲間と一緒のほうが良いと考え、同じエリアで働いていた仲間たち4人と会社を立ち上げました。
 
宮地 信頼し合えるお仲間と一緒に会社を設立されたんですね。
 
上田 はい。お互いに切磋琢磨できる仲間がいてくれるのは心強いです。現在運営している会社は屋号変更をした2社目に当たります。これからも立ち上げメンバーはもちろんスタッフ全員を家族だと思って、皆さんとの絆を大事にしていきたいですね。
 
宮地 そう言えば中古車販売業界は、ここ最近、大手さんの事件が世間を賑わせていましたよね。TRUTHさんにも影響はありましたか?
 
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上田 大ありでしたよ(笑)。その大手さんでは一気に中古車が売れなくなりましたから、弊社としても打撃でした。県内で新規お取引先を開拓しようとしてもなかなかうまくいかず、そのときは創業以来の大ピンチでしたね。ですがそこで視点を変え、同業他社さんに協力・共存を呼びかけ、何とか新規案件をいただけるようになりました。ピンチを新しい販路拡大につなげられ、良い経験になったと思っています。
 
宮地 うまくいかない時でも焦らず冷静に判断し、ピンチをチャンスに変えた上田社長の手腕はお見事です!
 
上田 ありがとうございます。一人の力ではとても打開できませんでした。同業他社さんとの横のつながりも大切だという気付きを与えられた、貴重な出来事でしたね。