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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高品質な清掃作業で
笑顔の花を咲かせたい

 

きめ細かい作業とユーザー本位の配慮が強み

 
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トイレとキッチンのビフォーアフター
阿部 今まで、浴室などのクリーニングを何度か業者さんに頼んだことがあって、来てくれるスタッフはいつも男性でした。そういうこともあって、女性の職業というイメージがなかったので、その点でも、井上代表がどのようにしてユーザーさんの支持を集めているのか、すごく興味が湧きます。
 
井上 男性中心の業界なのはおっしゃる通りです。私が初めて勤めたハウスクリーニング会社の経営者は男性でしたし、業界全体を見渡してもそうだと思います。そんな中で私がお客様にアピールしたいのは、やはりちょっとした部分のきめ細かい対応でしょうか。例えば、ふき掃除でも全体をササッとふくのではなく、なるべく一直線にぞうきんを動かし、最後に角の部分をふき取ることで、汚れが残らないようにできるんですよ。
 
阿部 なるほど! 細かい気遣いをしてくれるのは、とっても嬉しいですよね。スタッフが女性だとありがたい理由はほかにもあると思います。例えば私の場合、作業に立ち会うために男性のスタッフさんを部屋に通すとなると、どうしても一抹の不安がよぎりますから。
 
井上 ええ。その業者さんの責任ではなくても、そう思ってしまう方はいるでしょうね。最近は、業者を選ぶときインターネットで、「ハウスクリーニング 女性」と検索する方も増えているみたいです。だから私も、お客様になるべく不安を与えないよう、おうかがいするときは、きちんと素顔でごあいさつしてから、マスクをして作業に入るようにしています。
 
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阿部 家の中を見られるのって緊張するから、井上代表のようにオープンな感じで接してもらえると安心感が増します。
 
井上 やはり見せたくない心理が働くのか、クリーニングを頼むと「業者が来る前にお掃除しなくちゃいけないから疲れる」とおっしゃる方がいるんです。そんな方々には、「どうか気にしないでください」とお伝えしたいです。そういうこともあるので最近は、お客様と一緒にお部屋の片付けをするサービスも提供しているんです。作業をしながら「これ要りますか?」とか「これとこれは用途が似ているものだから、こっちにしまいましょう」とか、お客様とおしゃべりしながら作業をしていると、結構楽しいですよ。