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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安心できる暮らしを提供
在宅介護支援センター

 

事業所名に込められた当事者目線の思い

 
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宮地 こちらの事業所名であるアヤカリナって、とても印象的なお名前ですよね。
 
平林 この事業所名には、いくつかの由来がありまして。一つは、「あやかる」――つまり幸せな人や良い物事に影響を受けて、自身も同じように幸せになるという言葉をもとにしました。ほかにも、5文字それぞれに「安心できる介護」「優しさにあふれる介護」「家族を大切にする介護」「リラックスする介護」「和やかになる介護」という理念の頭文字を当てはめているんですよ。
 
宮地 素敵な理念です。利用者さんを家族のように大切にするという思いが伝わってきます。まさに当事者目線でサービスを提供しておられるわけですね。
 
平林 そうですね。例えば、認知症を患い、徘徊してしまう方もおられますよね。そのような方は、きっといつも不安を感じておられると思うんです。不安だからこそ、その場にいられずいろいろな場所をさまよってしまったり、今いる場所がわからなくなってしまったりするのかもしれません。では、もし自分も同じ立場になったとしたらどうすればいいのか――そう考えることで、ご利用者様が心から安心できる支援をしたいと思えるんです。
 
宮地 確かに、いつ自分が介護の当事者になるかわかりませんし、私自身ももしかしたら若年性認知症を患って介護を受けることになってしまうかもしれない。そう考えると介護は私たちにとって非常に身近なものなのに、どのようなサービスがあるのか、どうすればサービスを受けられるのかなど、知らないことだらけです。それでは、いざその状況に直面しても何をどうすればいいのかわかりませんよね。
 
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平林 おっしゃる通りです。皆さんその立場になって初めて、どうすればいいのか悩まれるケースが非常に多いんですよ。だからこそ、私たちがご利用者様やそのご家族に安心していただくために果たす役割は、とても大きなものだと感じています。
 
宮地 さまざまな制度や国から受けられる補助なども知らない方は多いでしょうし、行政による周知だけではまだまだ足りないように思います。その中で、平林代表のような方が寄り添ってくださると、利用者さんもご家族も救われるのではないでしょうか。