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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利用者の心に寄り添う 信頼の介護サービスを
合同会社ユーピーディケア/介護ステーションみらくる 代表社員 上田泰司

 
プロフィール 徳島県出身。経営者として水産業や飲食店など幅広い分野で活躍する。その後、事業はすべて子に譲り新たな道を模索。興味を惹いた介護事業の世界に入った。働く中で魅力を感じ、2020年、(同)ユーピーディケアを設立。訪問型サービスを提供する介護ステーションみらくるを開業した。熟練のスタッフを多数擁する居宅介護のプロフェッショナル集団として、地域介護に貢献している。【ホームページ
 
 
 
「介護の仕事は身体的・精神的負担が大きいというイメージを覆したい」。そう語るのは、介護ステーションみらくるを運営する合同会社ユーピーディケアの代表社員、上田泰司氏。実際に同社の離職率は低く、働き手には事欠かない。それは、スタッフ全員が介護という仕事に誇りを持ち、楽しく安心して働ける環境が整っているからだ。上田代表が目指すのは、利用者にも働き手にもとことん優しい、新しい介護事業の形である。
 
 
 

ガイドヘルパーをきっかけに介護の道へ

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 本日は、介護ステーションみらくるを運営されている合同会社ユーピーディケアの上田代表にお話をうかがいます。上田代表は、もともと介護のお仕事をされていたのでしょうか?
 
上田 いえ、もともとは水産会社や飲食店を経営していたんですよ。良い縁に恵まれ、多くの経験を積みました。その中で、「今までにやったことのない仕事をしてみよう」との思いから、求人雑誌をめくるようになりまして。そうして「よし、介護の仕事に挑戦してみよう」と決めたんです。
 
石黒 まったく畑違いの仕事に飛び込まれたんですね!
 
上田 はい、尼崎市にある介護施設に入職しました。最初は、ガイドヘルパーという仕事をしていたんです。
 
石黒 ガイドヘルパーは耳にすることはあるものの、具体的にはよくわかりません。どのようなお仕事なんですか?
 
上田 「移動介護従事者」と言って、1人で外出することが難しい方の移動介助をする仕事です。私の場合、障がいのあるお子さんたちを公園に連れて行ったり、プールに連れて行ったりしていました。そこで3年ほど働くうちに、介護職に大きな魅力とやりがいを感じるようになったんです。