B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客ファーストを信念に
理想の庭づくりを叶える

 

傾聴の姿勢でお客様のイメージを具現化

 
glay-s1top.jpg
水野 そんな酒井代表がお仕事をされるうえで、一番大切にしていらっしゃることは何でしょう。
 
酒井 やはり、お客様との“対話”ですね。施工前に行うヒアリングの際もお客様とじっくりお話をして、ご希望や理想のイメージをしっかり掴むことを大切にしています。というのも、家に関することは、一生のうちで何度も施工するものではありませんよね。そういった意味でも、先ほどもお話しした前職の仕事とも重なる部分が大きいんです。これまで私は、人生最大のイベントである結婚式をお客様のご希望通り具現化するために、綿密に対話を重ねてきました。ですから今も同じように、新郎新婦に寄り添うような思いで、絶対に失敗することのないよう、綿密なコミュニケーションを取ることを大切にしているんですよ。
 
水野 結婚式場のサポートと、造園業。これらは一見するとまったく異なる業種です。でも、意外な共通点があることに驚きましたよ! お客さんの理想を叶えたいという一心で、酒井代表は前職で培ったご経験を今のお仕事にも大いに生かされておられるんだなぁ。それに、職人さんといえば、なんとなく昔気質でこだわりがあって、気軽に相談するのは気が引けてしまうイメージがありました(笑)。でも酒井代表は、物腰が柔らかくて、すごくお話ししやすいことにも納得がいきましたよ!
 
酒井 ありがとうございます。おっしゃるように、実際、自分の意見を言うと職人に怒られたり嫌われたりするんじゃないか、と思われるお客様も少なくないようなんです。でもそれでは、私たちも良い仕事はできないんですよね。ですから、できるだけお客様が気軽にお話ししてくださるように、傾聴の姿勢を心がけています。
 
水野 でも、時には無理難題を提示するお客さんもいそうです(笑)。
 
glay-s1top.jpg
酒井 もちろん専門的に判断して、どうしても実現が難しいと判断した場合は、それを丁寧にご説明します。でも、頭からだめと決め付けるのではなく、どうしたらご希望に近づけられるかを考え、できるだけ良い形にしていきたいと常々考えていますよ。
 
水野 難しい要望をされても、それを精一杯叶えようとされる姿勢が素晴らしいです。どうしても無理な部分はきちんと伝えて理解を得つつ、折り合いをつけることも大事ですよね。
 
酒井 おっしゃる通りです。また、こちらが職人気質のこだわりを押し付けるようなことをしてしまうと、やっぱりお客様は一歩下がってしまうんですよね。そうではなく、お互いに歩み寄って相談し合い、お客様と一緒に良いものをつくろうという姿勢をこれからも大切にしていきたいです。