B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客ファーストを信念に 理想の庭づくりを叶える
Garden Assist 代表 酒井恵一

 
プロフィール 群馬県出身。結婚式場に就職。新郎新婦の晴れ舞台を真摯にサポートし、フロアマネージャーにも任命された。退職後は割烹屋で働いた後に、縁あって友人が営む造園会社に勤務する。職人業のほか営業も担当するなど経験を積み、独立を決意。2019年にGarden Assistを設立した。職人のこだわりを押し付けることなく、顧客の意向を最大限に汲み取り、理想の庭づくりの実現をサポートしている。【ホームページ
 
 
 
職人と言えば“頑固かつ昔気質”というイメージある。しかし、Garden Assist(ガーデンアシスト)の酒井恵一代表はそのようなイメージとは真逆の人間だ。酒井代表は、とにかく顧客との対話を重視し「主役はあくまでお客様」という思いを大切にしている。それは、何気ない会話の一つひとつに顧客の理想の庭を具現化するヒントが隠れているからだという。前職のサービス業で培われた傾聴力を生かし活躍する酒井代表に、詳しく話をうかがった。
 
 
 

結婚式場のフロアマネージャーから造園業へ

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 緑豊かな栃木県宇都宮市を中心に、造園・外構工事などを請け負っているGarden Assistさん。酒井代表は、まったくの異業種からこの造園業に転身されたとお聞きしました! 以前はどのようなお仕事をされていたんですか?
 
酒井 実は、結婚式場で働いていたんですよ。
 
水野 えっ結婚式場ですか! 本当に畑違いのお仕事をされていたんですね。
 
酒井 そうですね。一度の式で何百人ものお客様が集うこともあるような、規模の大きな結婚式場に勤めていました。一生の中でも一大イベントである大切な結婚式に関わるお仕事でしたので、非常にやりがいがありましたね。最終的にはフロアマネージャーに抜擢していただきまして。新郎新婦のご相談に乗らせていただいたり、アテンドをさせていただいたりと、結婚式場におけるあらゆる業務に携わっていました。
 
水野 それは素敵なお仕事ですね! でも、そんな晴れ舞台の場でサポートをされるお事から、どのような経緯で造園業に転身されたのか気になります。
 
酒井 結婚式場を辞めて知人が営む割烹屋さんで働いた後、縁あって友人の造園業の会社でお世話になることになったんです。そこで一通り造園に関する仕事をするうちに、楽しくなっていきましてね。その会社で、職人としてはもちろん、営業としての経験も積ませていただいた後に、独立に至りました。