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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

プロのドローン撮影術で
センスが光る動画を制作

 

出会いをきっかけに公務員から転身

 
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鶴久 長澤社長がプロカメラマンとして活動されることになった経緯もとても気になります。
 
長澤 私は大学卒業後、埼玉県の大学病院で総合事務員として働いていました。また、同時に休日にバイクで出かけた際の旅先で、風景などツーリングの様子を撮影して、モトブログというコンテンツで動画制作を行う活動を始めたんです。
 
鶴久 はじめは趣味からとは言え、かなり凝った撮影や制作ですよね。では、そこから撮影の幅を広げていかれたということでしょうか。
 
長澤 はい。次第にカメラの技術も上がり、撮影させていただくモデルさんや撮影の協力者の方と知り合う中で、独立を意識し始めました。そして5年ほど勤めた総合病院を退職し、フリーの映像制作者としての活動をスタートしたんです。
 
鶴久 趣味からそれほどまで発展されたのは、やはり長澤社長のカメラマンとしての才能はもちろん、本当にカメラが好きだからこそ技術がメキメキと伸びたんでしょうね。ではそこから今のご活動に?
 
長澤 いえ、フリーランスとして2年ほど経った頃、前職の先輩で公務員に転身されていた方から、「公務員として市民病院で働かないか?」とお話をいただき、私も新たな経験になると思い、公務員として市民病院で勤め始めたんです。
 
鶴久 なるほど! では、再度カメラとは異なるお仕事に就かれたわけですね。
 
長澤 ただ、市民病院では写真や映像の技術を活かしてホームページ制作やPR動画撮影など広報活動を自分から率先して行わせていただいていたんです。
 
鶴久 いい意味で公務員らしくない型破りな挑戦ですね! 内部で広報業務に携わった経験は大きな強みになっていると思います。でも、そこからどのようなきっかけで再度カメラマンへの挑戦を?
 
長澤 このBASISという会社には先代の代表取締役がいまして、その方の紹介で、カメラマンの師匠となる方との出会いがあったんです。師匠は国から依頼を受けてドローン撮影を行う活動もしていて、世界でも有数の高い技術をお持ちでした。また、師匠の師匠は銀幕スターの専属カメラマンで、国葬も撮影されていた方なんです。そんな人から技術を受け継いでいたこともあり、通常のカメラの撮影技術も本当にトップクラスで、師匠からは多くのことを学ばせていただきました。
 
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鶴久 まさに“縁”ですね。長澤社長のカメラへの強い思いと、人とのつながりを大切に心から撮影を楽しむ姿勢が導いた出会いなんだという気がします。
 
長澤 おっしゃる通りですね。師匠から「本気でやる気があるのなら自分のすべてを教えるし、仕事のサポートもする」と背中を押していいただいたことと、先代の代表取締役のサポートもあり、一念発起して35歳で公務員を辞めBASISの代表取締役となりました。