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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鉄を自在に加工する
熟練の技術者集団

 

ものづくり業界を支える、ものづくり

 
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狩野 鉄工所というと、「鉄材を加工するところ」というイメージです。事業内容を詳しく教えてください。
 
石田 主な事業内容は3つですね。1つ目は、製缶・鉄鋼・鉄骨・配管・プラント架台などの製作や取り付けなどを行う事業です。特に「製缶」は、聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。製缶というのは、金属板を立体の形状に加工する作業のことです。
 
狩野 製缶という技術を使って、どのようなものがつくれるんでしょうか。
 
石田 例えば、タンクですね。私たちの会社では、製薬会社さんが使うタンクをつくっています。タンク以外にも、工場の中で使うものをいろいろと製作し、取り付ける仕事を行っています。工場の施設内には欠かせない配管や沈殿槽を製作したり、排水処理設備なども施工したりしているんですよ。複雑な形状のものや特殊加工が必要なものにも対応させていただいています。
 
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狩野 なるほど。ものづくり業界を支える、ものづくりをされているんですね。
 
石田 おっしゃる通りです。2つ目は、建築金物の製作と設置工事を行う事業です。建築で使われる金属製の部材をつくり、設置まで行います。現場によって必要とされるものの形状や大きさが違うので、大変ですよ。でも、そこがやりがいを感じられるところでもあるんです。先日は、業務スーパーさんの中の2階に上がる階段をつくりました。採寸して階段を製作し、取り付けるところまでを一貫して行ったんです。
 
狩野 製作から設置まで、すべてをお任せできるんですね。ワンストップ対応ということは、手間もコストも省けるわけでしょう? 先方も喜ばれたでしょうね。
 
石田 3つ目は、プラントや工場で使う機械機器の設置工事を行う事業です。さまざまな機械器具に対応しなければならないので、高い技術力が求められるんですよ。
 
狩野 どのお仕事も、高い専門性と技術力が必要とされますね。
 
石田 ええ。弊社には、製作・施工の技術者がそろっています。確かな技術力で、お客様のニーズにお応えできるよう日夜努力を重ねているんですよ。