小堀 学生の頃からアンテナ工事の仕事をしていました。その後、一度は自動車関係の仕事に就いたものの、21歳のとき、再び学生時代にお世話になったアンテナ工事会社にあらためて入社したんです。
石黒 そこからどのように独立を?
小堀 4年ほど勤めた頃に会社が倒産しましてね。ただ依頼自体は多くあり、先々まで施工の予定が入っていました。このままではお客様に申し訳ないし、自分が施工したお客様のアフターフォローもできなくなると感じたんです。そこで個人事業主として事業を引き継ぎました。
石黒 「お客様のため」という思いが素敵ですね。ただ、やはり経営者として困難もあったのでは?
小堀 そうですね、最初は新規の受注が入らず苦労しました。でも独立後に結婚したこともあり、妻や子どものためにも頑張らなければと思いましたね。
石黒 多くの受注を得るために、具体的にはどんな取り組みをされたのでしょう。
小堀 誠実に仕事をすると同時に、マッチングサイトを活用したり、ホームページも自分なりに改修したり工夫しました。すると、その甲斐もあって徐々に依頼が増えていったんです。