水野　柳社長の人生の危機を救ってくれたのが、この会社だったのですね。では、そんなエス・ジェイスポーツさんの事業内容について詳しく教えてください。
 
柳　幼稚園や保育園などで行っている体育の委託事業を私達専門指導員が出向いて、マットや跳び箱、鉄棒など、各園の状況に合わせてプログラムを組んで指導していきます。また、幼児や小学生向けに、体操クラブとサッカークラブも運営しているんです。幼児向けには幼稚園・保育園の保育終了後に放課後クラブ活動のようなスタイルを取っていまして、その便利さからご好評いただいています。サッカーに関しては、高校選手権に出場する選手や、大学で続けている選手もいますね。
 
水野　柳社長が本気で指導してきたからこそ、教え子の皆さんも大学までスポーツを続けられているのでしょうね。すごいことですよ！　これまで30年以上、体育指導を続けてこられた原動力は何でしょうか？
 
柳　私は社会復帰後も怪我のリハビリを受けており、指導の際に子ども達にパワーをもらったことで回復が早くなり、元気になれたと考えています。その体験ゆえに、子ども達の期待に応えたいと強く思うようになり、みんなの夢を手助けしたいという使命感に駆られるようになったんです。
 
水野　“子どもエネルギー”ですか！　柳社長のお仕事は、子ども達一人ひとりに将来を指し示してあげることですよね。責任感が伴う分、やりがいは大きいと思います。
 
柳　はい。子ども達の笑顔が何より大好きで、私が生きていくために必要な栄養の一つです（笑）。子ども達は、一人ひとりが特別な存在なんです。