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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客満足を追い求めて
進化し続ける大工!

 

10種類を超える資格が証明する万能スキル

 
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畑山 さまざまな工事に対応可能という河野代表は、多数の資格をお持ちだそうですね。
 
河野 建築関係の資格の中では、「カラーコーディネーター」や「福祉住環境コーディネーター」「職長安全衛生責任者」「木造建築物の組立て等作業主任者」「2級建築施工管理技士」「登録建築大工基幹技能者」など保有資格は10種類以上にのぼります。他にも建築風水等も勉強中です。
 
畑山 すごい! 河野代表の万能さと努力の姿勢が伝わります。クライアントは安心して施工を依頼できますね。
 
河野 実は、2019年から本格運用された「建設キャリアアップシステム」にも早くから対応していましてね。資格の有無や実務経験等でゴールド、シルバー、ブルー、白と4色に分かれています。最高ランクはゴールドで、「登録建築大工技能者」と 10 年以上の実務経験と 3 年以上の職長経験が必須条件です。ちなみに私は昨年2022年、ついにゴールドを取得しました。
 
畑山 そのシステムも初耳でした。座学だけでなく実績も問われる、信頼性の高い制度なんですね。
 
河野 職人の実力が可視化される斬新なシステムではあるものの、まだ業界全体には浸透し切ってはいないようです。
 
畑山 そんな中、河野代表は時代の変化にいち早く対応していらっしゃるのは大きな強みだと思います。
 
河野 ありがとうございます。このようにランク付けされる時代が来ると予想していたので、「これからの切り札になる」と直感し、早めに取得しました。ただし自己満足ではなく、あくまでも顧客満足を追求するための一環なんです。
 
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畑山 素晴らしいですね。一方、職人さんは実際の現場では技術はもちろんのこと、豊かな発想力も求められるのではないでしょうか?
 
河野 おっしゃる通りで、臨機応変に対処する柔軟さが必要な世界です。調理で例えると、高級食材で一流料理をつくるというより、冷蔵庫のあり合わせのものでごちそうを生み出すセンス、と言いますか。もちろんお客様の希望を叶えることが大前提です。そういう意味で私は、大工とは「大きく工夫できる人」だと考えているんです。
 
畑山 うまいことをおっしゃる! 私の関わる分野で例えれば、大工さんの仕事はまさにあらゆる格闘技術をミックスし工夫して戦える、総合格闘技のようですよね。
 
河野 まさに息子にも、そう話しているんです(笑)。