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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

遺品整理や不用品回収で
多くの人に真心を届ける

 

人との絆や縁を感じられることが魅力

 
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八重樫 そもそも、小橋代表が遺品整理業を手がけるようになったきっかけはなんだったんでしょうか。
 
小橋 きっかけは、やはり新型コロナウイルス感染症の影響が大きいですね。コロナ禍によって人々の行動が制限され、離れて暮らす親と子など家族間の連絡や交流も少なくなる中で、いわゆる孤独死をしてしまう方や、自ら命を絶たれてしまう方もおられます。そのような状況で、遺品整理に関するご相談やご依頼を多くいただくようになったんです。
 
小森谷 この仕事は本当に考えさせられることが多いですね。お客様、つまり残されたご遺族からの感謝のお気持ちをいただくと、私たちも心からやりがいを感じるんですよ。もちろん、自動車販売もお客様に喜んでいただける仕事です。でも、遺品整理の仕事は、その度合いが違いますね。
 
小橋 私もそう思いますね。私ももともと新築工事に携わっていて、念願だったマイホームを持つことができたというお客様に喜んでいただけるのが嬉しく感じていました。それが近年、少子高齢化などの影響で新築の需要も低くなり、私たちの親世代の方々の遺品整理の需要が増えているのが現状です。その中で、例えば遺品整理をしている時に故人の大切な思い出の品が押し入れの中から出てきて、ご遺族が懐かしさを感じたり、思い出話に花を咲かせたりしている様子を見ると、私たちも温かな気持ちになれるんですよ。
 
八重樫 特に小橋代表は、もともと新築工事に携わっていただけあって、その家やそこに住まうご家族の歴史などを考えると感慨深いものがあるように思います。
 
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共に業務を手がける小森谷潤一氏
小橋 おっしゃる通りですね。新築の家からご家族の歴史が始まり、年数を経た家をリフォームし、そして最後に家主だった故人の遺品整理をする。それらすべてに携わる仕事をこれまで経験してきたので、本当に心に染み入りますね。また、そのような人や家族との絆やご縁を感じさせることが、この仕事の魅力ではないかと思います。
 
八重樫 素敵なお話ですね。まさに屋号の通りのまごころを感じますよ。