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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日本人と外国人の架け橋
文化理解深める語学教育

 

語学指導に留まらない多国籍交流の場を創出

 
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宮地 それでは御社の事業内容について、詳しくおうかがいしましょう。
 
金田 先ほど宮地さんから少しご紹介いただいたように、弊社では外国人の方に対する日本語レッスンと日本人の方に対する英語レッスンをはじめとした語学指導を軸に、さまざまな事業を手がけております。日本語レッスンでは、主に日本の企業で働いている方、日本人の配偶者の方など、さまざまな背景を持った外国人の方が学んでいますよ。英語レッスンでは、幼児向け英語から大人向け英語まで、年齢やニーズに合わせて幅広く授業を行っています。また、日本人×外国人の交流の場も設けています。
 
宮地 御社は日本語を学びたい外国人、そして英語を身につけたい日本人の支えとなっているんですね。アニメや漫画などから日本に興味を持ち、日本語を勉強したいという気持ちになった外国人の方も多そうです。
 
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英会話レッスンを受ける子どもたち
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多くの外国人が日本語を学んでいる
金田 宮地さんのおっしゃる通りです。ですからレッスンではアニメや漫画のフレーズを取り入れて、より意欲を持って学べるようにしているんですよ。経済面で以前ほどの勢いが衰え、いわゆる“ジャパニーズドリーム”という言葉も聞かれなくなって久しくなったにもかかわらず、日本が根強い人気を誇っているのはカルチャー面の魅力が褪せないからだと思っています。最近では私が福島県出身ということもあり、東北地方発祥の伝統工芸品として知られるこけしを生徒さんと一緒にデザインするなど、楽しみながら日本文化に触れられる機会を設けています。
 
宮地 それはおもしろそう! 日本人にとってもこけしをデザインするチャンスは、そうそうないでしょうね。
 
金田 日本語レッスンを通じて、多様な文化に触れられるのはもちろん、あらためて日本文化の素晴らしさも実感しているところです。今後もイベント開催などを通して異文化交流の場を設けたいですし、日本人と外国人双方を指導する者として、お互いがもっとコミュニケーションを取れる仕かけを考えていきたいですね。
 
宮地 自分が生まれ育った国以外の文化を受け入れることって、すごく大事なことですよね。御社でなら語学だけでなく、異文化理解の大切さも学べそうです。