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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

家族全員が楽しめる!
真心込めたサンドイッチ

 

ブームは自分たちでつくる!

 
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名高 サンドイッチづくりへ2度目のチャレンジを決めた多田社長。お若い頃と比べ人生経験を重ねた今は、商品づくりへかける思いが随分違うことと思います。
 
多田 ええ。以前のような「売れれば良い」という考えはまったくなく、パンは無添加食パンを使用する、具材は地元の農家さんから仕入れた新鮮なものを使うなど、とにかく素材にこだわり抜くことを第一としています。皆様に安心・安全なおいしいサンドイッチをお届けし喜んでいただけるよう、思いを込めて製造していますよ。
 
名高 そんな多田社長のこだわりが詰まったサンドイッチは、どんなメニューがあるのでしょう?
 
多田 たまごサンドや野菜サンド、カツサンド、クリームサンドなど定番商品に変わり種を加え、豊富なメニューを販売しています。ちなみに人気のアボカドを使ったサンドイッチはつくり置きせず、食材が一番おいしい頃合いを見計らってご提供しているので、熟れ具合でお出しできたりできなかったりするんですよ。なのでご来店時に出合えれば、非常にラッキーな商品なんです(笑)。
 
名高 品質にいっさい妥協しない多田社長のプライドがうかがえます。変わり種というと、季節の限定メニューなどもあって選ぶのが楽しそうですね。
 
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多田 12月から5月末にかけては磐田産のいちごを使ったサンドイッチをご提供しており、いちごの旬が終わったら「甘々娘」という、静岡県周智郡森町周辺で収穫される甘いとうもろこしを使ったメニューを販売する予定です。旬に合わせたメニューをご用意するのが私たちの使命なので、日々スタッフと試食を繰り返しながら商品を考案していますよ。
 
名高 新鮮な旬の食材を楽しめるのは嬉しいですし、それが地元産ならより安心して食べられますね。自分たちが一生懸命考えたメニューを気に入って買ってくれるお客さんがいるから、スタッフさんも頑張れるでしょう。
 
多田 ただ、皆さんにご好評いただいているからこそ、私は「常に当たり前を疑いなさい」とスタッフに伝えています。レシピ通りにつくれば変わらない味をお届けできるかもしれませんが、どうすればもっと良いものができるか考え、同じ工程でも違う気持ちで取り組んでもらいたいんですよね。加えて、流行の変化に合わせてお客様のニーズもどんどん移り変わりますから、それに対応していかなければなりません。かといって、ただ流行りに乗るのではなく自ら新しいものをつくり出す気概もスタッフに持ち合わせていてほしいんです。「ブームは自分たちでつくっていく」が、私たちのモットーですからね。そのためには私も含め、日々新しい心構えでサンドイッチづくりに取り組んでいかなければならないと思っています。