サンドイッチづくりへの情熱を胸に再挑戦
多田 はい。ただ当初は製造担当が女性メインで、男性はレジ打ちを任されることが多かったんです。「自分もつくってみたいなあ」と思っていた矢先に、店長が「やってみるか」と声をかけてくださり、念願のサンドイッチづくりに携わるようになりました。いざつくり始めると、楽しくて楽しくて(笑)。それで高校を卒業後、すぐにサンドイッチ店を開業したんです。
名高 楽しいと感じられることをすぐに仕事にでき、さぞ充実していたでしょうね。
多田 おかげさまで売れ行きは悪くはなかったものの、若さゆえに自分本位な経営となってしまいましてね。結局、オープンから数年で閉店してしまったんです。その後しばらく新聞配達を手がける会社に勤めていたのですが、やっぱりサンドイッチづくりを諦めきれなくて。それで今から8年前の2014年、40歳を目前に再挑戦する覚悟を決め、この「手作りサンドイッチ サン太郎」をオープンしました。