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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

命をかけず、安全を徹底 ロープを用いた補修工事
株式会社悠技建 代表取締役 富澤悠

 
プロフィール 群馬県出身。学業修了後、建設業界に入り建物の点検・補修工事の仕事に携わる。足場仮設や高所作業車による従来の施工のほかに、新たな施工方法はないかと模索していた際、ビルの窓清掃などに用いられるロープアクセスに着目し、その技術を学んだ。2016年に(株)悠技建を設立。群馬県を中心に、ビルや橋梁などの建築物の点検・補修工事のほか、防水工事やシーリング工事などを行っている。【ホームページ
 
 
 
従来、建物の点検や補修工事は足場仮設や高所作業車による作業が主流だった。そこへビルの窓清掃などに使われている技術を取り入れたのが、株式会社悠技建の代表取締役である富澤悠氏だ。同社はロープアクセスを活用し、ビルや橋梁などの補修・点検工事を行っている。そんなロープアクセスの利点や安全性に対する考え方、そして仕事の魅力を、富澤悠社長と、富澤純専務取締役の二人に聞いた。
 
 
 

ロープアクセスによる建物の点検・補修

 
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インタビュアー 鎮西寿々歌(タレント)
鎮西 今日は群馬県前橋市で建物の外壁補修工事などを手がけている、株式会社悠技建の富澤悠社長と、富澤純専務取締役にお話をうかがいます。お聞きしたところでは、ロープを使った高所作業も行っているそうですね。まるでアクション映画のような印象を受けました。実際にはどのような作業なのでしょうか?
 
富澤(悠) 私たちが取り入れているのはロープアクセスと呼ばれる空中移動の技術です。海外では山岳救助などで活躍している技術で、日本でも災害時のレスキューの際にこの技術が使われています。私たちの身近なところでは、高層ビルの窓清掃作業などでしょうか。従来のブランコ作業よりも非常に安全性の高い技術になりますので、同じ装備を着用して作業されている方を私たちもよく見かけます。
 
鎮西 見たことあります! ということは、補修工事などでロープアクセスが用いられるのは珍しいのでしょうか?
 
富澤(純) そうですね。近年は徐々に増えてきたものの、業界全体ではかなり少ないと思います。弊社ではこのロープアクセスを活かして、マンションや高層ビルのほか、橋梁などでも作業を行っています。
 
鎮西 さまざまな現場で活躍なさっているんですね。ロープアクセスについてますます興味が湧いてきました!