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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

左官工事の可能性を広げ
情熱を持って仕事に邁進

 

一人ひとりが責任感を持って取り組む

 
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宍戸 お聞きしたところ、寿工業さんでは住宅の壁や床の下地をつくるための左官工事だけでなく、外構工事も行っているそうですね。
 
平川 そうなんですよ。以前、出張で長野県の軽井沢にある別荘のプールをつくったこともありました。実はプールも外構工事の範疇にあり、別の業者さんから引き継ぐ形で弊社が依頼を請け負うことになったんです。その際、施主さんは気難しい方だと聞いていたものの、いつも通り、お客様に喜んでいただくことを考えて取り組んだところ、施主様にはとても喜んでいただけたようで、非常に印象に残る現場になりましたね。
 
宍戸 寿工業さんの仕事ぶりが誠実かつ質が高いという証拠ですね。ちなみに、従業員さんは何名ほどいらっしゃるんですか?
 
平川 弊社ではベトナムからの実習生も受け入れており、彼らも合わせて9名が在籍しています。おかげで従業員は国際色豊かで、日本人はもちろん、ベトナム人実習生以外にもネパール人やメキシコ人もいるんですよ。
 
宍戸 それは楽しそうですね。平川社長が経営者として従業員のみなさんを引っ張っていく中で、心がけている点などもお聞きしたいです。
 
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平川 やはり従業員の生活も大事ですので、彼らの報酬を少しでも上げられるよう、そして仕事へのモチベーションも高められるように工夫しています。例えば私の場合、受けた仕事の予算や経費などの金額もすべて従業員に公開しているんですよ。その仕事をどれだけの金額で受けて、どれだけの経費がかかり、どれだけの報酬が自分の手元にいくのか。それを意識することで、各自が経営者的な感覚を持つようになり、仕事をやらされているのではなく、全員が責任感と向上心を持って仕事に取り組むようになるわけです。
 
宍戸 素晴らしいですね。一人ひとりが責任感を持って自主的に動くようになれば、仕事へのやりがいも生まれると思います。私たち俳優という仕事のやりがいも同じですね。例えば、お金をかけた大作映画が必ずしも心に残るものになるとは限りません。低予算で俳優への報酬も少ない映画でも、心に残る作品になることもある。どれが正解かはわからないですから、自分自身の目的をしっかり持って取り組むことが大事になりますね。