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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

左官工事の可能性を広げ 情熱を持って仕事に邁進
株式会社寿工業 代表取締役 平川竜一

 
プロフィール 東京都出身。料理人になることを目指し、16歳から和食料理店で修業する。20歳の時にアルバイトとして行った左官工事に魅力を感じ、転職を決意。左官職人として約10年間経験を積んだ。その後、2012年、31歳の時に独立し、(株)寿工業を設立。大手ハウスメーカーからの依頼を中心に、左官工事や外構工事を手がけている。また、海外からの実習生の受け入れや支援なども積極的に行っている。【ホームページ
 
 
 
東京都多摩市を拠点に左官工事を手がける株式会社寿工業。代表取締役の平川竜一氏は、和食の料理人として修業を積んだという異色の経歴の持ち主だ。アルバイトを通じて左官工事の魅力に触れたことで、それまでとまったく異なる業界に飛び込み、技術を磨いてきた平川社長。経営者となった今、従業員たちの成長を支えながら、左官の技術を活かした新たな取り組みにも目を向けている。そんな平川社長に、仕事への思いを聞いた。
 
 
 

大手企業からの信頼も厚い職人集団

 
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インタビュアー 宍戸開(俳優)
宍戸 本日は東京都多摩市で左官業を営む、株式会社寿工業さんの事務所にお邪魔しています。平川社長は、業界歴20年以上だそうですね。
 
平川 はい。おかげさまで、いろいろな経験を積ませていただいてきました。弊社設立は2012年ですので、会社を立ち上げて約10年になりますね。
 
宍戸 左官業というと漆喰や土壁を塗るという職人さんというイメージです。平川社長もそのようなお仕事をなさっているんですか?
 
平川 個人的にはとても興味があってやってみたいと考えているものの、現代の住宅事情から壁を塗って仕上げるという仕事は、残念ながら需要が少ないんですよ。ですから、最近ではモルタルを用いて壁や床の下地をつくる仕事などが主流ですね。弊社では、主に大手ハウスメーカーさんからの依頼を、元請けである工務店さんから受けて業務を行っています。
 
宍戸 大手企業からの仕事もこなしているとはすごいですね。平川社長を筆頭に、実力のある職人さんたちがそろっているのだと思いますよ。そんな平川社長が、これまでどのように歩んでこられたのかとても気になります。詳しくお聞きしていきましょう。