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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

創業40年の水道工事業
大切なものを守るために

 

耐震性の高い素材で確実な工事を実施

 
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配管作業の様子
石黒 水道管の耐震化工事と水漏れを補修する漏水修理工事の2事業をメインに、加藤興業さん自社によるワンストップ工事は、すべての責任が加藤代表の肩にかかってくる一方、確実な仕事を続けてきたからこそ元請けさんからの信頼も厚いのだと思いました。
 
加藤 ありがとうございます。特に近年は、新たな技術開発により水道管の耐震化が進んでいます。専門用語で「耐震継手管」と呼ばれる水道管への取替工事が多くなっています。
 
石黒 初耳で未知の世界です・・・。東日本大震災も関係しているのでしょうか?
 
加藤 ええ。もっと昔で言うと、1995年の阪神・淡路大震災の影響もあります。高速道路が崩れ落ちたような大震災でしたから、水道管の破損もひどいものでした。一般の水道管だと、地震で割れたり折れたり、結合部分が抜け出したりと、震災に耐えきれません。耐震継手管は結合部分が抜けにくく、地盤変化や地震の影響を受けにくいため、取替工事は震災時の被害を最小限に食い止め、給水の確保に不可欠になっています。
 
石黒 2016年の熊本地震でも、自衛隊による給水支援がニュースで流れていましたね。耐震性の高い素材への取替工事で、有事の際にも困らない街の安心・安全をお守りしていると。私は北海道出身なので、2018年の北海道胆振東部地震もショックが大きかったんですよ。北海道全体で約7万戸弱の断水被害があったと報道で知りました。蛇口をひねって水が出てくることが当たり前というのが一般的な感覚の中、水を得られない状況を想像しただけでも不安は計り知れません。タイムリーな報道では、千葉県南房総市で2021年年始の断水危機のニュースも流れていましたね。
 
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加藤 はい。弊社では、皆様の生活に欠かせない“水”に関わる大切な工事だからこそ、常に最善の素材・機器・工具にこだわりながら、より正確で迅速、そして安全な工事への取り組みに励んでいます。
 
石黒 公共インフラ工事の最前線で活躍していらっしゃる加藤社長に、そういった言葉をいただけると安心感が湧きます!