村上　エアコンをつけっぱなしにして外出するお客様でないと知っていた私は、近所にお住まいだった親戚の方に声をかけ、開いていたトイレの窓から家の中へ入ったんです。すると、2階でそのお客様が倒れていたんです。すぐに救急車を呼び命は助かりました。そこで私の仕事は、人命救助やご高齢者の見守り活動の意味でも、社会に貢献できるのだとあらためて感じたんです。
 
狩野　それは素晴らしい！　超高齢社会の中、村上代表のサポートを必要とする方はさらに増えていくと思います。今後のご活躍がますます楽しみですね。それでは、あらためてお仕事への思いをお聞かせください。
 
村上　実は、私は47歳のときに脳梗塞で倒れ、それからはずっと車いすで生活しています。しかし、この体でも、8名のスタッフたちと共に業務をこなし、さらに事業を拡大中です。また、仕事とは別に、車いすで生活する障がい者の支援を目的としたNPO法人を立ち上げ、代表理事を務めているんです。私のように障がいを持ちながら働いている方々にも勇気を持っていただき、「こんなに頑張れるんだ」という姿を世の中に示していけたらと思っています。
 
狩野　村上代表の力強い姿勢は、まさに障がいを抱えている方々の希望の星だと思いますよ。これからも頑張ってください！　僕も応援しています！