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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

エアコンクリーニングで 
地域の見守りにも貢献!

 

若者のためにフランチャイズ化を推進

 
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狩野 エアコンクリーニングも、お客さんの要望に応えるために始められたんですね。村上代表がお仕事のうえで大切になさっていることもお聞かせください。
 
村上 ご高齢者や障がいをお持ちで外出しづらい方へのサポートには、特に力を入れています。私はエアコンクリーニングや家電修理だけでなく、お客様のお困りごとを解決する“御用聞き”として地域を見守りたいと考えているんですよ。
 
狩野 本当に素晴らしい取り組みだと思います。地域の方々からも大きな信頼を寄せられているでしょうね。ところで、ほかにも新たな業務も手がけられているとか。
 
村上 そうなんです。いくつか新しいプランが着々と進行中で、その一つとして排水管のクリーニングも開始しました。排水管の多くは地中に埋められていますから、地震などの影響で破損してしまっても表面上はわからない場合が多いんです。そのため、汚れがたまってしまったり、小バエが湧いたり、匂いが逆流してきたりなどの悪影響が出てしまいます。そこで、私どもはファイバースコープを使って排水管を検査し、クリーニングを行っています。
 
狩野 村上代表のお仕事は、僕たちの日々の暮らしを快適にしてくれるものばかりですね。
 
村上 そうおっしゃっていただけると嬉しいですね。私の理念は、お客様のお困りごとを解決し、「ありがとう」、「頼んで良かった」と言っていただけるような仕事をすることです。これだけはいつも徹底しているんですよ。
 
狩野 その力強い情熱は、どこから湧いてくるのでしょうか。
 
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村上 かつて私の生家は貧しく、寝たきりの祖母と幼い私を養うため、祖父と父は毎日働き詰めでした。ある日の夜、私と母が夕食を食べようとした時、食卓にコロッケが二つ並んでいました。しかし、母はコロッケには手を付けず、すぐに夕食を済ませてしまったんです。私が「コロッケ1個あげるよ」と言うと、母は「それは幸二が食べな。そして1日でも早く大きくなって、お母さんにコロッケいっぱい食べさせてね」と言うんです。その時の言葉が今でも私の心に残っていて、仕事を頑張ろうと思えるんですよ。
 
狩野 過去にご苦労なさった経験が、現在の仕事への活力になっているんですね。
 
村上 そうなんです。でも、私と同じような境遇の方で苦労している人は、現在もたくさんいると思うんですよ。そこで私は、手に職をつけたいという若者の独立をサポートしています。そのために、道具や機材をそろえ、技術やノウハウも丁寧に教えて、事業のフランチャイズ化を推進しているんです。すでにいくつかの加盟店が、エアコンのクリーニングや家電製品の修理におうかがいしていますよ。